個展(東京)を終えてのごあいさつ | AAMY Solo Exhibition「透明を見るには」“How to See the Invisible Things” – @ondo gallery TOKYO

ごあいさつ

こんにちは!ア〜ミ〜です。
2024年4月28日〜5月6日に、東京のondo galleryでの個展「透明を見るには」が開催されました。個展としては2022年に開催した「Melting Garden Dream」から約1年半ぶりとなります。
展示へお越しいただいた方は本当にありがとうございました!昔から応援してくださっている方や、商業アートワークやトイから知ってくださった方、中には県外や海外など遠方からお越しいただいたお客様もみられ、実際の生の声や反応を体感することができて、私にとって本当に貴重な経験となりました。皆様に支えられて今活動ができていることを実感しましたし、これからも良いものが見せられるように、そしてみなさまを常にときめきでびっくりさせたい!ので、新挑戦も取り入れつつ、私らしく、この活動を続けていきたいなと思いました。個展に向けての準備はまだ慣れないこともあり苦手意識があるのですが、こうやって自分の成果や成長を披露する場は、自分と向き合って深く思考を巡らせていく分、創作活動の重要な転換点になっているなと思うので、怖がらずに今後も続けていきたいとも思えました。

個展会場となったondo galleryでは、気持ちの良い自然光と温もりのある空間が、展示をよりやわらかくしてくれたような気がします。今回お声掛けいただき、個展を開催するきっかけとなったondoの松木さん、池田さんをはじめスタッフの皆様には、本当にたくさんの手厚いサポートをして頂きました。この場所で個展が開催できて本当に良かったです。心からの感謝を申し上げます。
そして、今回新しくondoのコラボプロダクトとして共同で制作した「空想植物ポスター」や「Small Plate」は、今後はondo online storeで販売予定です。こちらもよろしくお願い致します。

また、今回の立体作品「シャボンの世界」のシャボン玉風ガラスドームは、エンジニアのTsubasa Koshibeさんとのコラボレーション作品となります。(製作協力:小泉硝子製作所)1人では実現できない作品にも挑戦することができました。

本個展はメインで展示していた作品と新作を交えて、7月中旬に大阪へ巡回します。新作グッズなども制作予定ですので、関西にお住まいの方はぜひお越しくださいませ。
※東京で展示した原画作品はすべてご売約済となった為、原画販売は新作のみとなります。ご了承くださいませ。また、該当作品のご購入をいただいた方は巡回後の作品のお引き渡しとなります。お届けを楽しみにお待ちくださいませ!


東京の個展を終えて

今回の展示では「透明を見るには」というタイトルを付けました。
告知でも触れていましたが、この「透明を見るには」というタイトルは、実は学生時代に思いついた言葉で、ブログのタイトルにしていました。以降、なんとなく気に入ってずっと憶えていたのですが、これってわたしの創作物に対する考え方の原点でもあるのかなと、改めて解釈をしてみました。
この「透明」は、不確かなもの、表現できない感情、イマジナリーフレンドや、存在しない物語など、空想の世界を意味する言葉として定義しています。現実では見えない、私の透明な世界を現実へ翻訳するために表現したものたち、ということです。作品単体のテーマはバラバラ、場所もシーンも登場人物もバラバラです。決まった主人公もいません。この展示のためにどんなに探しても、一言で言い表せるテーマは見つかりませんでしたが、ただただ溢れ出る独立した透明な物語を、どう言葉でまとめれば良いのか考えた末、このタイトルが思い当たりました。

今回の展示では、透明な断片<作品>を<1つの空間>に連続して集めたら、私が掴みたくて掴めなかった世界の輪郭が見えてくるような気がしました。文字が1音1音はそれぞれ独立していても、連続することで文章になる...ような感じでしょうか?それぞれは全く違う気持ちで違う世界を描いたのに、実は一貫して見えていたり、こういうことが気になるんだなと、自分でも客観的に再発見したり。はっきりと掴めなくてもそこに私の伝えたい全体が見えたような、そんな不思議な感覚でした。

また、今回の展示では、入り口から順に連想ゲーム風に並んでおり、それぞれの作品は全く繋がっていないようで、タイトルやモチーフを見ると、記号としてゆるやかに繋がっている、実は意図的な並びになっていました。(そして最後は「クッキーのおでかけ」からギャラリーの窓へ。)

ご来場のお客様には、今回の展示をどう感じていただけたでしょうか?
わたしの見ている透明な世界が、あなたの透明な世界へもゆるやかに枝分かれしてリンクする、そんな展示になっていたら嬉しいです。

ア〜ミ〜

🫧東京個展の様子はアーカイブにまとめました。ぜひご覧くださいませ。
Archive | AAMY Solo Exhibition「透明を見るには」“How to See the Invisible Things” - @ondo gallery TOKYO



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?