『陰キャ』という言葉から
長女は、どちらかというと明るい女子かと思っていたのですが
どうやらそんなことはなく、
どちらかというと控えめで前に出ることが苦手なようです。
まぁ、最大限の思いやりを込めました表現ですが
何に対しても消極的なんですね、割と。
自分の意見はあまり言わないし、
どうでもいいとかどっちでもいいとか。
そんな言葉が目立つ中学1年。
そんな娘が自ら自分のことを「陰キャ」と言っていて、
そもそも陰キャってなによ!と思ったところから今回書こうと思いました。
■そもそも陰キャとは
webの辞書によれば
「言語の雰囲気が陰気・陰湿・暗い・後ろ向きな人・コミュニケーション能力のない人・社会性の乏しい人」のことらしい。
なんだかすごい言われよう…
ただ別の記事では
「穏やかで落ち着いており、内向的な人」と書いてあり、こちらはなんだか肯定的。
おとなしめであまり目立たない人という感じでしょうか。
■陰と陽なら陽がいい。
そもそもこの言葉にあまりいいイメージを私が持っなかったのは多分私の方で、
どちらがいいかというと「陽キャ」のがいいよな、とどこかで思ているのだと思います。
だからと言って自分が「陽キャ」なのかというのは分かりませんが…
■二つしかなくていいの?
陽か陰か。
人ってどちらかだけではなく、どちらも持ち合わせているものですよね。
そのグラデーションが人によって違うのでこの二つに分けられるわけではないと思うのですが、
なんとなく二極化させたがりますよね。
○か×か。どっちがいいか悪いか。みたいなことと一緒です。
私も白黒つけたいタイプなので、わからなくもないのですが。
陽が多めの人もいれば、陰が多めの人もいて、
ある分野では陽でもあり、陰の部分もありで
どこか一面だけをみて決めつけないでほしいなと思うわけです。
■どっちでもいいんだけど
「陰キャ」だという娘の感じは、
これだから仕方ないとか、これだから〜できないというやや否定的な要素を感じたのでイラッとしました。
それを何かの理由にしてほしくない、というか。
これは私の思い込みかもしれないので、本人はそんなことを思っていないのかも。
確かに目立つ存在ではないし、クラスの中心とかには絶対ならないだろうし、
黙っていればなんとなく流れに乗れるのもわかっている。
(例えば多数決で手を挙げないとか)
なんかそのずるさ、みたいなのを感じてしまったので、なんだかなと思ってしまいました。
■娘より私の問題
言葉のニュアンスに、なんかいい意味を持てなかったのは娘というより私である気がします。
娘の方が、そういう自分を受け入れているというか。そんな気がしてきました。
また、(自分が陰キャだということを)どうしてそう思うのかを聞かずに、
私の意見を述べてしまったのはよくないなと思います。
私は娘たちに考える時間も猶予も与えないままにさいてしまうので、娘たちも自分で考えることをやめたり、
何かあったときに「もういいや」と諦めがちになるんだろうなと思いました。
■今回の気づき
最初の書き出しとはずれてしまいましたが
よくやってしまっている自分のクセに気づくことができました。
仕事でお客様対応している時、この人話聞かない人だなと思うことが多いのですが、それって自分のことだなと痛感。
何か言いたくなったとしても、すぐに返さず、本んの少し待つ。時間にしたら3秒。ひとまず待てるようにしたいと思います。
「陰キャ」という言葉を考えていたら、やっぱり私の偏った価値観が見えてきました。。。