※このお話はMさんの体験談を元に書いています。 私たちの出会いはSNS。今どき普通だと思う。 いわゆる推しが私で、彼がファンだった。自撮りばかりを上げるような承認欲求の塊だった当時の私に、いつもいいねとコメントをくれた彼。何となく気になってDMでやりとりをして、ある日とうとう出会ってしまった。 しかし残念なことに私の好みの男性ではなかった。髪型も服装も顔も。 それを本人にはっきり言ってしまったってとこがまた面白いよね。「一般的にはかっこいいかもだけど、私の好みじゃない」
車に乗り込み一息ついた私にドライバーの男性が声をかける。 「サラさんは〜〇〇ホテルっすね、向かいます」 私はこくこくと頷き車内から外を眺める。 事務所近くの高校の生徒だろう、自転車で車の横を通り過ぎるのが見えた。 「…懐かしいな」 そう私は呟き、目的地に着くのを待った。 しばらくしてホテルに着き、入口前で車が止まる。 「×××号室っす」 「はーい」 私は車を降り、ホテルに入っていく。エレベーターに乗り×階へ。部屋の前まで辿り着き、身なりを軽く整え、インターホンを鳴らした。
少女は高校生になったが、相変わらず人見知りでなかなか友達が作れなかった。 しかし、高校生になって大きく変わったことがある。スマホを持ったことだ。これが少女の運命を左右するものとなる。 少女が当時ハマっていたのは歌い手。 声推しが何人もいて、動画を見るのが好きだった。 少女も歌うことが好きで、動画投稿サイトに「歌ってみた」動画を少しずつ上げるようになった。 素人の編集のため、クオリティはそんなに高いものではなかったが、「声が好き」というファンが少しずつ増えていった。 少女
ここはとある事務所の一角。 多くの女の子たちが集まる場所である。 彼女たちの服装は少し変わっていて、 私服、制服、ナース、メイド、、、といった感じで様々だ。 私もいつものセーラー服に着替えた。 今日もここで私の仕事はスタートする。 といっても仕事が入るまでは何をしててもいい。 寝ててもいいし、スマホで動画を見ててもいい、 喫煙スペースでタバコを吸う女の子もいれば、 雑談に花を咲かせる女の子もいる。 男性が全くいないわけではなく、せかせかと仕事をこなす人がここに数名。あとは
これはどこかの少女の記憶。 小さい頃から人見知りで物静かな少女。 好きなものは漫画とゲーム。 友達との交流があまりなく、笑うことは少なかった。 少女の家族は少し変わっていた。 親は片親、父親のみ。母親の記憶はない。 病気でろくに働けなくなった父親に代わり、 祖父母に面倒をみてもらっていた。 小学校から高校まで田舎の祖父母の家で過ごす毎日を送っていた。 少女は一人っ子だが、歳の近い従姉妹が2人、すぐ近くに住んでいた。 どちらも少女とは正反対で、とても明るく面白い、 誰から
混合性不安抑うつ障害___。 それが私の抱えている病気です。 混合性不安抑うつ障害とは、抑うつ症状と不安症状の2つの要素をどちらも持ち合わせている疾患です。 物事に対する興味が無くなるなどの症状を含む抑うつと、不安や恐怖を過剰に感じどうしようもなく緊張状態が続く不安障害の要素を含みます。 2週間以上の期間、抑うつ症状と不安症状をどちらも部分的に有していながら、うつ病や不安障害のどちらの診断基準も満たさない一群を指しています。 要するに、とても中途半端なんですよ。 今
ルイボスペースのギャップ担当、桜田こまちです! 久しぶりにnoteを開いたら、またやりたくなっちゃいました。 私、実は話すより文章を書くのが好きで、小説家を夢見ていた時期もありました。 結局色々あって更新しなくなったのですが、、、 今度こそ多くの人に読んでもらえるような文章を書きたい、そんな気持ちで始めました。 恋愛、仕事、趣味、人生観など、書いて欲しいテーマがあればDMで教えてください。 更新も最初は週一くらいのゆっくりペースで。 お暇な時に見てもらえたら嬉しいです。