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「スマート農業を支える基盤整備実証事業」を実施しています!

農業者の高齢化や担い手の減少に伴う労働力不足が顕在化するなど、農業を取り巻く状況は厳しさを増しています。

県では、課題解決の有効な手段の一つとして、ロボット、AI、IoTなど先端技術を活用した「スマート農業」の導入を推進しています。

こうした取組の一環として、「スマート農業を支える基盤整備実証事業」を令和2年度からスタートしており、ほ場整備を実施中の3地区をモデルとしてスマート技術の効果検証を行い、スマート農業の更なる普及拡大を見据えた基盤整備の今後の方向性を検討しています。

実証の様子を紹介する動画をYouTubeで公開していますので、是非ご覧ください!

動画で取り上げた実証の概要を紹介します!

モデル1 高野尻地区

  • 北秋田市の高野尻地区では、どこからでもほ場へ進入できる「ターン農道」を設置し、その効果を実証しています。

  • 田んぼで作業している農機が、そのまま農道へ上がって、農道上でターン(旋回)出来るので、効率的な作業が可能となります。

  • 将来的に自動操舵や無人操作の農業機械も導入すれば、その能力を最大限に発揮できます。

  • また、この地区では、ほ場の給排水を遠隔操作で自動制御できる「ICT水管理」機器の実証も行っています。



モデル2 松ヶ崎地区

  • 由利本荘市の松ヶ崎地区では、特に中山間地域で課題となっている草刈り労力を低減するため、「アーム式モア」を使った草刈り作業の実証を行っています。

  • 田んぼの法面が長くなると、人が草刈り機で作業するのは危険を伴いますが、トラクターにモアを取り付けて作業を機械化することで、安全かつスピーディーな作業が可能となります。


モデル3 横手地区

  • 横手市の横手地区では、県内最大級の3.6haほ場で、最新のスマート農機の作業実証を行っています。

  • 無人のロボットトラクターと自動操舵システムを搭載した有人トラクターが協調作業を行うことで、1人で2台の機械を操作して、耕起や代掻き作業を行います。

  • 田植機も自動操舵システムを搭載し、手を離していても、機械が自動で田植え作業を進めてくれます。




秋田県農林水産部公式ウェブサイト「こまちチャンネル」では、秋田県の農林水産業のフレッシュな情報を随時発信していますので、ぜひチェックしてみてください!

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