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【2020年12月26日帰国】イギリスから帰国後の自主隔離レポ

やたら遅い時間に再登場、こむです。(寝ろよ)

ツイッターを開始したことで、ありがたいことにそちらからたくさんご訪問頂き、特に帰国をお考えの方にイギリスからの帰国について投稿した記事を読んで頂けてるみたいで、私としては一つ目標を達成した思いです。

というのも、自分が不安に押しつぶされそうになった経験から、同じ境遇にいる方たちに向けて少しでも役に立つ情報を発信したいという思いで帰国についての記事を書きましたから、それがだんだん形ある成果として表れてきて、感無量です。

このコロナ禍での、特にイギリスからの帰国については皆さんそれぞれ思うことがあるかと思います。

でも帰国をお考えの方の中にはどうしても帰国をしなければならない状況にある方が大変多いです。

しかも、先日イギリス全土のロックダウンが発表され、ただでさえ状況が掴めず困惑しているのに、さらにどうしていいのかもうわからない、このままイギリスに滞在して自分がどうなるのか全く見えてこないという、恐ろしい状況に陥った方がたくさんいらっしゃいます。

私は一個人として、このような多大な精神的ストレスにさらされている方々の不安を一つでも取り除きたいという気持ちでこの記事を書いてます。

様々なご意見等あるかとは思いますが、必要な方に必要な情報を届けることができれば幸いです。


さて、ツイッター上でいくつか重なったご質問を頂いた中でも多かったのが自主隔離について。

なので今回の記事は自主隔離生活について全身全霊で語りたいと思います。

この記事を読んでご帰国の参考にされる方にお願いがあります。

以下の情報は12月26日帰国の時点での情報です。

政府による水際対策、帰国に関する制限等は日々変化する可能性があることをご承知頂いた上で、以下の情報をご参考いただければと思います。


1.自主隔離っていうけど自主感0

前記事にも書きましたが、誓約書等の提出により全然自主隔離ではありません。ゴリゴリの強制です。

東京以外にお住まいの方はまずご自宅に帰宅するのは14日間の隔離後になると思います。公共交通機関が一切使えないので家族に空港まで迎えにきてもらうか自分で車運転して帰るしかありません。

北海道出身の私は海泳いで帰るしかないので問答無用で都内ホテルでの自主隔離になりました。

ちなみにこの自主隔離生活が始まる条件として、強制隔離3日目のテストで陰性の結果が出ること(強制隔離先ホテルで実施)があります。陽性反応が出た場合はそのまま強制隔離先に計14日間完全隔離となります。


2.自主隔離先の確保

2.1. ホテル

ネットで調べるしかないと思いますが、ウェブサイト等に帰国者受け入れOKと書いていても必ず事前に問い合わせが必要です。

一番早い手段は日本にいる家族等に代理人として問い合わせてもらうこと。イギリスからメール等で問い合わせるより時間の短縮になりますし、リアルタイムでの情報がまとまって手に入りやすいかと思います。

私もいくつかのホテルに問い合わせして受け入れの可否、詳細な内容を調べました。

私は隔離後空港に戻る予定なので、空港近辺で探していました。隔離後は無料シャトルに乗れるのでスムーズに空港まで戻れると思います。

多くのご質問を頂いた食事に関してですが、まず、食事付きのプランを提供してる宿泊施設自体少ないです。言わずもがなではありますが、食事を付けると値段がそこそこあがります。なんといっても強制隔離後10日間のステイですから。

食事なしプランの場合はご自身での食料確保となります。そう、これが最大の疑問点かと思いますが、強制3日の完全隔離とは異なり、自主隔離期間は外出ができます

この外出を完全に禁止してしまうと政府としては補助金出さないわけにいきませんから(餓死するので)、ご自身でコンビニ等にご飯を買いに行ったり、デリバリーを頼む等しなければなりません。

私自身部屋からは出たくありません。隔離ですから

でも生きていくためには食べなければいけないので(当たり前)、3日に一度ペースで近くのコンビニに買い物に出るようにして、できるだけ部屋を出る回数を少なくしようと努めています。

2.2. ホテル以外

私が帰国前ネットで調べていた時は、ホテルに食事なしで泊まるのが一番安価に思えました。(それでも破産寸前状態だけど)

大体15万円から20万円が相場なのではないでしょうか。私が見つけた一番安いところで11万円くらいでした。

ただ、その宿泊施設によって含まれるサービス(食事、送迎サービス等)が違うので、ご自身にあったものを探す+早めに確保する必要があります。

私の場合帰国フライトまで3日しかなかったので、それぞれに問い合わせ時間がなかったことと、今までこういったホテル以外のサービスを使ったことがなかったので不安が強く、ホテルを選びました。

これに加えてホテル以外の宿泊施設は都心にあるものが多かったというのも選択肢から外れた要因になります。

私はホテルでの自主隔離しか経験していないので、ホテル以外の宿泊施設についての情報で提供できるものは以上しかありません。ホテル以外の情報を探していた方には大変申し訳ありませんが、次項からはホテルでの自主隔離生活にフォーカスして綴っていきます。


3.ホテルでの自主隔離生活

大前提として、各ホテルが運航している空港へのお迎えシャトル等は一切乗車できません

強制隔離後、検疫所運行のリムジンバスで空港までいったん戻り、そこからまた検疫所のリムジンバスに乗り換え、各ホテルの最寄り駅まで送ってもらいます

これらの検疫所のバスはもちろんすべて無料で乗車できます。

ホテルについたらチェックインをして帰国者専用フロアにある自室へ。

大抵のホテルでは清掃は入りません。タオル等は毎日ドアノブにかけてくれています。希望すればシーツ等の替えはもらえます。ごみなどは部屋の外のごみ箱に自分で捨てに行きます。

ちなみにアメニティー等はチェックイン時にロビーにまとめて置いてあるものから自分でとっていく場合が多いと思います。

私の場合は石鹸、ヘアブラシ(プラスチックの平べったいやつ)、小さなパックのスキンケアセット(クレンジングオイル、洗顔、化粧水、乳液)、ヘアキャップが置かれていました。

ルームウェアも自分でチェックイン時に取り出して部屋に持っていくスタイルでした。

前の記事にも書きましたが、私のホテルには無料の朝食サービスがあってこれにはすごく助けられています。このようなサービスをしているホテルは他にもあると思うので、探してみてください。

加えて、ホテルで自主隔離期間中にコロナの陽性反応が出た場合には清掃代金を支払わなければなりません。アルコールスプレーなど常備されてますので、対策はしっかり行ってくださいね。

4.最後に

このコロナが禍もたらした人々の生活への影響は、本当に置かれている環境によって様々だと思います。

その環境によって、どれだけ確実性のある情報が手に入るかは変わってくるし、情報がないということは明日の身の保証もないということです。

これがもし、自分が異国で外国人として滞在している身であったなら、絶大な恐怖となるのではないでしょうか。

重ねて申し上げますが、世間の帰国者に関するご意見が様々あることは重々承知しています。私自身医療従事者の方々や他の国民の方々に大変申し訳ない気持ちで帰国し、決められたルールを遵守するよう努めています。

しかし、この自主隔離のシステムにも垣間見えるように、私には今の政府が何を考えているのか全く理解できません本気でコロナを食い止め、国民の命を守る気があるのか、私には疑問でしかありません

これについて深くこの場で論議することは避けます。が、

帰国者の気持ちを理解してくれとまでは言いません。しかし、どうか「なんで今帰ってくるんだ」とは聞かないであげていただけますか。

この疑問は自分でも自分に1億回ほど問いただした疑問なんです。今帰国を考えている方も、きっと同じです。

私にできることなど微々たるものですが、この情報が本当に必要な方に届きますよう、願っております。

お読み頂き、ありがとうございました。




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