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♯238 頑張れ介護現場のルーキー

こんばんは フミオです。
今日は、学校で講義をする日でした。4月という年度のスタートの時期でもあり、先生と学生の方の雰囲気についての話題から卒業して、新しい環境で働く卒業生、新社会人の話といろいろな話題になりました。


■介護現場の新社会人の今、


 新社会人の就職先での「一人立ち」の時期について、いろいろな業界や会社の考えもあると思います。私の個人の体験では、介護業務で自分1人で夜勤までOKがでるまでの期間は3カ月まで使って6月末からと記憶しています。

日勤を1週間から入って、日勤の中に早番、遅番を入れながら、夜勤は3カ月ごの6月に入り3回ほど一緒に職員がついて4回目から一人立ち、これが私に使ってもらった時間です。

この期間の妥当性は、一般的には多いか少ないか不明です。但し、私個人的には、丁寧に教えてもらった印象が残っています。また、介護内容で、その当時30年前と今との違いは、「布おむつ」をあてていてオムツカバーを使用していたこと、あて方が悪いと「漏れる」ことです。ちょっと私のことが長くなりました。

今の介護現場の新社会人の方は、5月ごろから一人立ちになっている感じの職場もあり、「即戦力」になる時期がはやくなったと思う印象があること、それだけ介護の現場の人手不足が深刻なんだろう、と話に落ち着きました。

■新社会人を迎える職場の環境は


 大きな法人とは言え、毎年新社会人を迎えて研修を実施し、新社会人の同期が複数いるという状況ではないこと。先輩が若くても30歳近く、当たり前ですが「大人」の中で仕事をする。

研修システムは介護職員への処遇改善加算などのお蔭でそれなりにあったとしても、介護業務を指導してくれる先輩職員が教えるスキルや標準化された介護スキルまで教えることができるか?

さらに、ICT活用になれた職場になってるか?も含め、職員が介護保険制度の内容に即した介護とその説明ができている?これだけ制度が深化している中でついている先輩がいるか?

■私が思う介護を教える現場の感覚


 私がこの業界でスタートした30年も前も現在も介護を学ぶ学生は同じです。質とか教育とか経験といろいろ比較してたしても私が若かったころと学ぶ施設はそんなに変わってないと思います。

変わっているのは、介護の現場の方が大きく変わっています。憶えること、しなければいけない介護業務と法令遵守、ハラスメント、ICT、人手不足など。このギャップ大きさは、介護業界で働き生活して来た者であり、学生に教える立場の感覚です。

■今日のnote


 大介護時代を支える働き手の今の20代は、2040年以降は丁度中堅職員になり、また、家族を持って頑張ってもらう世代です。この業界で働く現在の30代、40代、50代は苦しい現実で働いていると思います。

でも、この業界と皆さんが頑張ってきた今までを継続してもらうために、今も頑張っていないなんて思いません。でも、新社会人が社会人とて介護業界人としてなるように頑張りましょう。


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