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#295 ユニクロ

こんばんは フミオです。
今日は、元書店員が読んだ気になる一冊を紹介します。

杉本貴司著 日本経済新聞出版 「ユニクロ」です。


■【目次】

 第01章 寝太郎 ー無気力青年はなぜ覚醒したのかー
 第02章 暗黒時代 ーもがき続けた雌伏の10年ー
 第03章 鉱脈 ー裏道りで生まれたユニクロー
 第04章 衝突 ー理解されない野望ー
 第05章 飛躍 ー東京進出とフリースブームー
 第06章 挫折 ー「会社が壊れていく」、新たな才能と去りゆく老兵ー
 第07章 逆風 ー迷走禅譲劇ー
 第08章 突破口 ー世界進出もたらした「問い」ー
 第09章 矛盾 ー「ブラック企業」批判が投げかけたものー
 第10章 再起 ー悲願の北米再建の裏にあった葛藤ー
 第11章 進化 ー情報製造小売業への破壊と想像ー

この1冊にであったのは、令和6年4月28日ころだと思います。新刊のコーナーに紅い背景に白地でユニクロと書いてあるカバーにブックスタンドに面陳されていました。

今でも思うのがユニクロの店舗で服を買うように購入した感覚を憶えています。この書籍のなかで、問われている「ユニクロとは、何か?」という言葉があります。

まさに、この一冊を手にする瞬間は「ユニクロ」の商品を購入する感覚で手に取っていました。(そういう意味では、この一冊もきっと徹底的にユニクロらしさが伝わるようにブックカバーから考え抜かれたのかもしれません)

■ストーリーからヒストリーへ

 この書籍は、読む人のポジショニングにて、この書籍が「誰」のことを書いているのか?わからなくなるかもしれません。ユニクロ=柳井正です。
しかし、このストーリーは、ユニクロを創ってきた16人以上の人物が登場するヒストリーになっています。

ユニクロの中核は、16人~の人と世界、ノンエイジ・セックスレス・・の「多様な個性」が「服」という実体でお客さんに伝える。このことを常に考えてる会社であることが伝わっていきます。

更に、柳井正氏とユニクロで関わる登場人物の姿がとても心地よく時には、つよい刺激で読み手の読書欲を刺激します。

■元書店員がおススメするポイント

 人間ドラマとビジネスの醍醐味が伝わる一冊だと思います。特に、柳井正氏の人を活かしていくそれぞれのユニクロを大きくしてきた人々との出会いと別れ・・・そして、その出会いは、出会う人のその人らしさとを鳥の目、虫の目、魚の目を使い分けて、向き合っていくポイントが随所にあり読む深めてしまう面白さ。

■相談援助職としてのポイント

 これは、私の今の置かれている状況の影響もあるかと思いますが、思い込みや偏りを外して、仕事に向きう姿と仕事を大きくしていくの取組みです。
一番は、この本に登場する中国人の男性が、中国での失敗を成功に換えていく時のマインドと、その成功の姿をアメリカでユニクロらしさを実現できていない責任者が見て、そのギャップに心を動かされるくだり。

ユニクロの多様性を理解しながら、仕事をしていくそれぞれの立場の人としての素晴らしさを感じます。人を受入れ自分が成長する、それも慣れない異国でパフォーマンスをあげるメンタリティー

まさに、プロフェッショナル!

■今日のnote

 この読む「ユニクロ」を読むと、
 ユニクロという、日本のグローバル企業であり一番身近なお店。ユニクロのお店にいき、服を購入し着ることが一味違うかもしれません。
そして、もしかしたら、困ったことがあってもユニクロの人のストーリーと会社のヒストリーを知れば、背中を押してくれるかも?

 本を読んで、服をきて・・・これからの身近なユニクロがもっと楽しくなるかも・・・そして、何かのきっかけで世界のユニクロに接することになるかもしれません。

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