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ジャン・プルーヴェ展 椅子から建築まで

東京都田代美術館で行われているジャン・プルーヴェ展を観てきました。土曜日が出張となり、せっかく東京まで来たのでどこか面白いところに寄って行きたいなと調べたら、ちょうどプルーヴェ展の初日でした。仕事は16時まであったので急いで移動し、18時閉館の東京都現代美術館へ17時に到着して息も荒いまま観始めました。

ジャン・プルーヴェ展椅子から建築まで 東京都現代美術館
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/Jean_Prouve/

2階にまたがって展示されており、入場する2階は椅子を中心とした家具関係、1階には建築関係の展示になっています。展示数そのものはそれほど多くありません。どこまでしっかり観るかによって違いますが、1時間では少し足りないぐらいでしょうか。

このまま今でも使える。とう言うよりコレがいい。
このシリーズは後ろから見るのが一番良い。モデルチェンジ毎に接合部などが改良されている。
座面と背もたれを革張りにしたものもあったんだ。
座面と背もたれ二厚みを持たせて肘掛けも付けた。オフィス向けで座り心地はいいかもしれないが、造形的にはちょっと。。。やってしまった感が。
この座面と背もたれなら、この脚が正解だよな。
この座面背もたれの板を構造体から浮かしているのがポイント。独特の浮遊感が表現されているし、座り心地も良さそう(座ってみたい)。
学生寮のための椅子。私が暮らした寮にこんなかっこいい椅子はなかったよ。
アフリカのために材料などを変更したバージョン。かっこいい。
今回の展示の中で一番のお気に入り。日除けのスクリーンウォールで、この断面の柔らかさ、穴から漏れ床に落ちる光など最高です。
1階には組み立て式住宅をまるまる再現。
個々の組み立て部材は簡素だけれど、考えられた形で全体としてもまとまっている。
家具もプルーヴェなのでまとまっているね。

家具も建築もプルーヴェに関してまとまって観られるので、東京に住んでいる人はもちろん、行く機会がある人におすすめです。ただ、東京都現代美術館は駅やバス停から遠いので、夏の炎天下に歩く人は気をつけてください。

取材協力:株式会社コムデザイン
https://com-design.co.jp


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