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英会話したいTOEIC L/R900超えのひと

べるくーとです。
わたしは、TOEIC L/Rでは900点と990点の中間をマークしてますが、英会話がほぼ壊滅的にできないひとです。英検はおおむかしの準一級レベル。

でも、子どもの頃、具体的には中学生のころから、英語で外国の人と話せたらいいよなあという憧れをもっていたし、また、現実的にはおしごとでそろそろ必要に迫られている部分もあり。

そこで、安い! そこそこイイ! と職場のひとに紹介してもらったのが、レアジョブ。

レアジョブとの出会い

レアジョブは、一定以上の品質が保証されたフィリピンのTutorを厳正に選抜して採用しているとのことです。じっさい、わたしがさいきんまで十数回受けたレッスンの先生は、(こちらが意図的に良さそうな先生を選んだというのもありますが、)けっこうイイ感じです。
先生の中には、かなりの教養をお持ちだったり、英語教育に長年たずさわってきたという方などもおられ、「フィリピンだからってあなどるなよ」って感じです。

ただ、受講生が日本人ということで、日本人の休日には予約がかなり取りづらくなっている事実はいなめません。土曜日の夜などはかなりきびしい印象です。

でも、ほんとうに英会話の上達を望むなら、土曜の夜だけでなく、毎日とはいわずとも、コンスタントに週3日とか間隔を空けすぎずに受講するのがいいと感じています。

英語で考えられるようになるには?

ところで。先日、レアジョブの先生に、130km/hくらいのストレート質問をしてみました。
「英語で考えられるようになるにはどうしたらいいですか?」

ある程度の英語力のある人は、英文和訳、和文英訳はできるものだとおもいます。でも、本当の英会話って、日本語を介在させず、英語を聞いて「英語で考えて」英語で話す、というものですよね。そうでないと、英語的に不自然な表現になったり、レスポンスに時間がかかったりしてしまう。。。

で、レアジョブの先生は、シンプルな回答をくれました。曰く、
「いつでもどこでもなんであれ、英語で考えることだよ」
「アメリカの子どもが英語を話せるのは、そうやってきたからじゃない?」
うーん、なるほど。
――もし、英語の単語とかフレーズが思い出せない、思いつかなかったらどうするんですか?
「そのときは、メモしておいて、調べられる環境で調べる」
「ぼくは、常に自作の英語ノートを持ち歩いているよ」
彼は画面の向こうで、「自作の英語ノート」を見せてくれました。

ノートつくって勉強するのって、大変そう。。。

でも、ここでふたたび、素朴な疑問が湧きますよね。
「出てこないフレーズや単語が多すぎると、ノートつくるだけで膨大な労力になっちゃうし、ムダが多すぎる気がする。。。」

大学受験などでも、どうしても覚えられない英単語や英熟語「だけ」、まとめノートに書き出したりはしても、おぼえられないからといって、英単語帳(英単語本)を最初からノートに転記するような非効率な勉強はしなかったはずなんです。そんなことをやっていたら勉強時間がいくらあっても足りませんから。

そこで、けっきょく大多数の大学受験生は、英単語本をひたすら繰り返し読んで再現してみる、速読英単語であればページの半分で折り目をつけて日本語訳を見ないようにして意味を言ってみる、などの方法で、けっきょくは「決まった教材をひたすら繰り返す」という学習方法をとっていたはずなんですね。
つまり、英単語や英熟語、決まりフレーズなどは、大学受験の方法と同じように、「決まった教材をひたすら繰り返す」方法がつかえるし、これが最も効率のよい覚え方であると思います。

受験英語と英会話はぜんぜん別物

ところが、です。英会話を上達したいとおもったとき、旺文社のターゲット1900とかZ会の速読英単語などの単語本だけでは、必要な単語類はとてもカバーしきれない。カバーしきれないというよりも、受験英語と英会話用の英語力はまったく別物、というか、ターゲット層がズレている。そして、英会話のための単語集、熟語集、フレーズ集ということになると、とても一冊ではおさまらない膨大な量になるわけです。

レアジョブでも、日常英会話コースのための教材など、カリキュラムは用意されています。しかし、ぶっちゃけ、それらをちんたらとこなしていっても、以前に学んだものはどんどん忘れていってしまうし、時間ばかりかかると個人的に思っていて、非常に悩ましい。
英語の習得にラクな道はないので。
でも、なるべく早く英会話の実力をつけて次のステップにいきたい。

英会話の「筋トレ」前におすすめな教材

そこで、ある程度の英語力がありつつ、英会話レッスンを受ける前、または英会話レッスンを受けながら、効率的に英会話力をアップさせるために、個人的におすすめな教材をいくつか挙げてみようと思います。

  1. 自分のことを英語で伝える! 基本フレーズ80 (アルク)

  2. 英会話1000本ノック 入門編 (スティーブ・ソレイシィ)

  3. 英会話1000本ノック (スティーブ・ソレイシィ)

  4. 英会話1000本ノック ビジネス編 (スティーブ・ソレイシィ)

  5. 起きてから寝るまで表現1000 (アルク)

1.はじめて話す先生とは、簡単な自己紹介をするのがほぼ通例ですので、自分のことをちゃんと英語で話せるようになるのは最低限必要でしょう。これはビジネスの場で初対面の相手と自己紹介する場面でも同じだと思います。自分のことすら話せないのは、かなりまずいですもんね。
2~4. 英会話1000本ノックは、簡単なフレーズがとっさに出てくるように練習できる本です。手軽で、達成感もあり、内容も重すぎないのが良いと思います。
5.起きてから寝るまで、やることなすこと全部を英語で言おうと思ったら、まずこの本で大まかなフレーズを覚えてしまうのが手っ取り早いと思います。むかしは「600」でしたが、最近のテクノロジーの発展等に伴って英文も刷新・増強されたようです。わたしもいま、この本を勉強中です。

さいごに

TOEIC高得点者こそ、じつは簡単な単語を知らないことも多いように思います(わたしだけでしょうか?)
そこで、最低限、英単語だけは、「穴」をつくらないように、アルクのSVL12000を網羅する「究極の英単語 1~4」をつぶしていく予定です。通勤の電車で進めていこうと考えています。

そもそもインプットがなければアウトプットができません。
でも、英会話の上達にはアウトプットが欠かせません。話そうと試みて、はじめて自分がどれだけ話せないのか、どんなところが弱点なのかを認識できるようになります。
さらにいえば、英語話者からのフィードバックを得て、自分の英語を改善していくことが重要だと思います。

ここで、あなたはアメリカ人と英語で話すのが目的なのか、それとも「フツー」の英語さえ話せれば良いという目的なのか、しっかり考える必要があります。
ビジネスを通じて、または外国の友人と、ディープな関係になってあれこれ楽しく話したい、というのであれば、アメリカの文化背景も学んで、英語(米語)を話せるようになるために、アメリカ人と英会話レッスンするのがよいと思います。粋なジョークが言えるようになりたい、ハリウッド映画を字幕なしで観たい、などが当てはまるかもしれません。わたしも最終的にはそれを目指しています。
しかし、ビジネスや簡単な日常会話であれば、米語(アメリカ英語)だけでなく、世界中の人々が(各地のなまりも混じりつつも)プレーンな英語を話しています。彼らに向かってアメリカンジョークや粋なフレーズを発してみても、必ずしも通じるとは限りません。少なくとも、「英会話が通じるレベル」でよいのであれば、ムリして背伸びして「アメリカ人とペラペラ話せるようになりたい」という目標を立てる必要はない、ということなのです。
世界中の英語話者は膨大におり、彼らすべてがネイティブレベルの英語を話すわけではないのですから、我々もネイティブレベルを目指す必要はありません。「自分の意図を正しく(丁寧に)相手に伝える」ことだけを目標にして、英会話学習を進めていくのが、実利にもなり、挫折することもなく、続けていくコツなのではないかと、わたしは思っています。   おわり。