ルーティン

ルーティンとは説明する迄もないが、一応ちょいと調べてみたら所、『お決まりの作法』とか『手順』のこと。
誰しも日常の生活で何かしら『ルーティン』というものは存在していると思う。

駅周辺、および駅の中には大抵、証明写真撮影機が設置されてある。設置はされているものの使用する機会はまあ無いので、私はその撮影機の横を何も無いかのように素通りするのだ。
そんな場所である日、向かいから老人が歩いてきた。
その老人は歩きながらごく自然に、撮影機の中に手を突っ込み、そして過ぎ去っていったのである。

釣り銭がないか探っていたのであろうと察した時にはその老人は既に角を曲がって見えなくなっていた。

私も特に追いかける理由がなかったのでそのまま駅へ向かった。

あまりにも自然で一瞬の出来事だったので、あの老人にとってはこの作業が『ルーティン』なのだろうか。別の日や別の場所でもやっているのだろうか？

他人事でありながらその老人の事を考え、そして今自分が過ごしている日常にはそんな事でも何かを変えるかもしれない出来事があるように思えた。

ちなみに、このnoteを書き始めた時は、毎日更新を目指していたものの、あっという間に頓挫し、今回が２０日ぶりの更新となる。

なかなか新しい『ルーティン』を取り込むのも難しいものだなと、実感しつつ、今年も半分が終わる。

残り半分はもう少し頻繁に更新して行きたいものだと思う次第である。