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【宮崎のU29】宮崎の飫肥(おび)を世界に広めたいー神明美里

こんにちは!colorvanメンバーの外山です。宮崎のU29を紹介するレポート第4弾!今回は南九州移住ドラフト会議をきっかけに宮崎に移住した神明美里さんです。

今の原点にある海外での経験

こんにちは!神明美里(しんめいみさと)です。

東京で生まれ、幼少期はアメリカのロサンゼルスで育ち、帰国後は東京の学校に通って、東京の会社に新卒入社した、生まれながらの都市ガールです(笑)ところが!今年の4月から唐突に宮崎県日南市に移住してしまいました。今は市役所の非常勤特別職として、インバウンド担当をしています。

幼少期を海外で過ごした方は理解できると思うのですが、帰国直後のわたしは、アイデンティティ・クライシスのような状態になり、日本社会に溶け込むことが大変だった時期がありました。
学級委員長を自分しか立候補しなくて浮いちゃったり(アメリカではリーダーシップを取ることが当たり前だったのに)・・・英語ができると特別視されたり(実際は小学生の英語力なんて大したことありません)・・・帰国子女だったことをあまり人に言わないようにしても、なんだか変わっていると言われながら中学高校を卒業しました。普通の日本人と自分は何か違うという劣等感があったように思います。

大学に入ってからは、海外に行く機会を増やしていきました。そこで、人生の中で大切な友人の一人に出会いました。インド旅行中の深夜バスで、偶然となりの席に座ったドイツ人の子でした。
彼女を通して、国や文化を超えた共通の価値観があることを学べ、同時に自分が日本人であることを強く感じるようになりました。彼女がわたしを通して日本を知ろうとしていたからです。彼女のおかげで、日本人になりきれない劣等感がなくなり、むしろ世界に対して日本人として何かしたいと思えるようになりました。

飫肥(おび)のポテンシャルに動かされた

会社務めをはじめると、海外案件を担当する機会に恵まれたこともありましたが、今ひとつ取り組みにぴんと来ないところがありました。ただ、それはそれとして、素敵な同僚たちのおかげで、切磋琢磨して仕事に打ち込んでいました。

そんな折、宮崎県に行く機会に恵まれました。海きれい、ご飯おいしい、山きれい、お酒おいしい、南国で暖かい、最高じゃないか、と思ってすっかり宮崎が好きになったとき、最後のとどめで、城下町の町並みが残る飫肥(おび)に出会いました。日本にこんなに美しい街が存在していることが衝撃的でした。

そしてまた、その街並みの再生と古民家の活用に取り組む、徳永さんと小田切さんが存在していることも衝撃的でした。徳永さんは同じように海外のバックグラウンドがあることもあって、飫肥のポテンシャルに共通の考えがあるように感じ、一緒に何か取り組んだら面白いかもしれないと直感的に思いました。

宮崎は“Think globally, act locally”を体現できる場所

なぜ、宮崎に移住したのか。それは、宮崎には新しい日本の魅力を発掘するポテンシャルがあるからです。ドイツの友人が再び日本に来たときに、東京と京都ではない、思いっきり日本の自慢できる場所として宮崎に連れていきたいと思っています。

きょーちゃんのKINAIYOを聞いたとき、宮崎が大好きなきょーちゃんだから絶対に面白い企画に違いないと思い、深く聞かずに即答で協力すると言いました。宮崎が田舎臭いとか、宮崎は何もないなどと勘違いしている人たちが多いこと・・・
宮崎から世界に通用する場所を作ろうと思い、東京で働いていたときよりもグローバルな仕事ができていると本気で感じています(笑)宮崎は“Think globally, act locally”(地球規模で考え、地域規模で行動せよ)を体現できる場所です。そんなことをツアーで伝えられたらと思います。

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