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英国 ロンドンの赤い二階建てバス

ロンドン生活の始まりは、地下鉄移動がメインだが、慣れてくると、バスの方が便利だと感じるようになる。天気の良い日、いちいち地下に降りず、ずっと外の風景を眺めていられるのは楽しい。

(地下鉄も、かなり整備されていて初めて行く場所では便利。いつか書きたいと思う)

当時、2000年頃はまだ、ロンドン市街の2階建てバスは後車側の乗降口が開いていて、乗り降り自由だった。例えばピカデリーサーカスで停車しているリージェントストリート方面行きのバスに乗り、信号待ちや渋滞でスローダウンした時に、バス停に関係なく好きな地点で飛び降りる、なんてことをしょっちゅうしていた。お目当てはリバティ…

ストリートの行き先と番号が頭に入っていたので、自分の勝手な場所で乗り継ぎをして最短距離・時間で目的地へ。

風を切って飛び乗り、コーナーで速度を落とした瞬間に飛び降りた。あのスリルは何とも言えない、若かったからか。今では考えられない。

このタイプのバスには、運転手と、車内の1階2階を行き来する、切符切りのスタッフが乗っている。切符切りが「チケットプリーズ!」と近づいてくる前に降りてしまう、ツワモノもいる。

私は、地下鉄バス兼用の年間パス(ゴールドトラベルカード)を持っていたので、無賃乗車にはならない。

しかし、このやり方で無賃乗車や、犯罪、事故が増えたせいかもしれない。後車空きのバスはもう走っていないらしい。

犯罪と言えば満員バスの中で、ナイロン製のバッグを切られ、財布をとられそうになったことがある。それ以来、ロンドンや海外旅行では、皮革または、地厚のバッグを持つことにした。

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