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ラジオのハナシ#13 周りの【音】環境/耳障りな音、立てていませんか?

何気なくやってしまう動作で入ってしまう「雑音」。
その音が気になるかどうかは、人によって違います。
気になる音の中で、おそらく大抵の人が苦手であろう耳障りな音のハナシ。

録音で入りやすい【音】は身近にある

手や机を叩く音、カチっとぶつかる音、ガシャンとぶつける音。
救急車や消防車、パトカーなどのサイレンの音。
水がしたたる音やエアコンの室外機の音。
子どもの泣き声、大人が怒鳴り散らす声・・・

「聞こえる」音には、色んな種類の【音】が存在しています。

普段生活している分には気にならない音もあれば、ピリピリと神経が逆なでされるほど気になる音もあります。

いざ、収録!としたときに聞こえてくるサイレンの音。
録れ高、絶好調~♪ と思った矢先に鳴ってしまうインターホンの音。

思わず、「イラっ」としてしまいますよね。
せっかく録音してたのにぃぃぃ~~~!!!と。

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先ほど挙げた【音】は、録音で入りやすい音。
ちょっと鳴っただけでも気になってしまうもの。

「勘弁してよぉぉ~~(泣)」と思っても、【音】の発生源が自分ではない場合、どうにもなりませんよね。
だからこそ、「くぅぅぅぅ(泣)」と思ってしまうのですが。

録音の邪魔になる【音】、状況を知らない第三者が出すのは仕方がないけれど、自分で出してしまう【音】はどうにかできるはず。

せめて、その【音】はどうにかしたいものですね。

気になってしまう「耳障りな音」を避けるコツ

・エアコンの室外機の音など、窓の外から聞こえる音は窓を閉める
 (場合によってはカーテンも閉める)
・荷物が届く予定がある場合は、収録時間を避けるように手配する
・触れると音が鳴る可能性があるアクセサリーを外す

というように、自ら余計な音を排除することができます。

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そして、盲点になるのが「自分では気づかないクセ」によるもの。

例えば、
 ・笑うときに手や机を叩く
 ・手持ちぶさたな時に、周囲にあるものを触る

というクセ。

これは意外と、自分では気づかないことが多いようです。

叩く音は、話している音を邪魔するように耳の中に入ってきます。
音声を「聞こう」としているときに、話を遮るように叩く音が入ってくるので、聞いている方は話し声よりも【音】が気になってしまいがち。

聞いていたんだけど、話が頭の中に残らないのよね・・・」と思う時は、話し声よりも気になる【音】が混ざっている可能性が高いのです。

そして、周囲にあるものを触るクセがあると、ブレスレットなどのアクセサリーを触って音が出たり、ノック式のペンをカチカチさせてしまったり。
必要以上に資料をめくってしまったりするものです。

音が出やすいものの代表として、ブレスレットや時計があります。
ブレスレットや時計は、装着する手首と机が近い場所にあることから、ふとした瞬間にぶつかることが多いもの。
収録の前には外しておくことをオススメします。

8月のテーマで、「収録した音源は自分で聴いてみる」ことについてもお話ししましたが、知らず知らずに出てしまうクセを把握することにも繋がるので、収録したら放送音源でもいいので、必ず1回は聞くようにしてみてください。

音に配慮しつつも、気にしすぎない

より聴きやすい音声にするための努力として、不必要な【音】が出ないように気をつけることは、聴いてくれるリスナーさんへの<愛>です。

耳障りな音を入れないようにするだけでも、聴きやすさは格段にアップしますから。

【音】も主観的なものなので、その音が「快」なのか「不快」なのかは、人それぞれではありますが、黒板をひっかく音(出す人はいないと思いますが)や、ガシャンガシャンと物がぶつかる音は「その音、大好き♡」という人は少ないだろうと思います。

「耳障り」な音というのは、単純に「快・不快」だけではなく、話し声を遮っているか、気を取られてしまわないか、ということにも関係がありそうです。

【音】に気を配るのはいいですが、収録中にちょっとでも余計な音が入ったからとピリピリ神経質になりすぎるのは考えもの。

神経質になればなるほど、それまで気にならなかった音さえも邪魔だと感じてしまい、収録が進まなくなってしまう「負のスパイラル」に陥ってしまいます。

対策としては、
① 収録時は時計やブレスレットなど、ぶつけて音が出る可能性があるものを外すこと
② 救急車などのサイレンが鳴ったときは一旦話を止めて、音が遠ざかってから再度話を始める

 (編集しやすくするために、話の区切りが良いところから再スタートすると良い)
③ 余計な音が入っても焦らない
です。
まずは①と②をやってみましょう。
そして、「やっちまった!」と思っても、収録している以上はもう気に病まない。

録音するときに入ると気になる音かどうかは、収録した音声を聴いてみることがわかります。

余計な音が入ったな、と思っても、編集で聴いてみると案外気にならないこともありますし、音の種類によっては想像以上に音が気になることもあります。

時間と氣持ちの余裕があれば録り直してもいいでしょうし、余裕がなければ「次はこれを気をつけよう」とメモをしたり、意識していくことで、もっと聴きやすい音声に仕上がるでしょう。

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