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ラジオのハナシ #8 しゃべりは上手くないとダメなのか⁈問題 / 話し上手=伝え上手?

2021年8月は、ラジオや音声配信で「しゃべり上手じゃないとダメなのか」という問題について触れていきます。

ラジオ番組や音声配信ではトーク力がないとダメなのか問題

まずは、しゃべりは下手より上手い方が聴きやすいのは事実として。
では、しゃべり下手・トーク力がない場合はラジオや音声配信ダメなのかというと、そうではありません。

あくまでも「上手いに越したことはない」ということ。
ぶっちゃけ、慣れです。慣れ。
録音した声を聞き直して、“第三者”の視点で気をつけた方がいいことや、よかったことを見つけながら、トライ&エラーを繰り返す。それに尽きます。

「話し上手」や「トーク力が高い」というと、立板に水のごとく、いや、マシンガンのようにしゃべりまくることと勘違いする人もいます。

以前、「ラジオ番組を作ってしゃべっています」と自己紹介した後に、「意外とトーク力ないんですね」と言われて凹みましたが、その人が話すことを聞いていると「トーク力」=「自分がしゃべり倒す」ことだと思っているということがわかりました。

そういう人から見たら、確かにトーク力ないですよ。
相手に口を挟む隙を与えないほどのマシンガントークはしないもの。

そして時々「おもしろさ」「ウケ狙い」を求められていることを感じますが、いやいや、私、芸人ちゃうし。一般の、ラジオ番組枠買って放送している人だもの。そこんとこヨロシク。

テレビやラジオの番組でMCをしている芸人さんが多いから、そう見えてしまうのもわかりますし、芸能人じゃない一般の方でも「飽きさせないトーク」や「その場の話をまとめる」ことが上手な人もいます。

まず、そもそも「話上手」「トークスキルが高い」とはどういうことでしょう。
営業経験がある方は研修でも習うかもしれませんし、仕事上でも活かしている方が多いと思われるスキルです。
(営業職以外でも、あると助かるスキルだと思いますけどね)

それは、「傾聴」。
ぶっちゃけていえば、「まずは人の話を聞け」ってことです。
オレの話を聞け~じゃないですよ。まぁ、2分くらいなら耳貸しますけど。

相手が気分良く、または心を開いて話せる環境を作ることができる。
これが第一歩。

自分がしゃべらなきゃ〜と思えば思うほど焦りますが、相手の話したいこと=聞いてほしいこと、営業の仕事だったら「相手のニーズを引き出す」ことであれば、自分が上手いことを言う必要もない。
相手の言葉を「待つ」根気強さの方が、よっぽど必要。

つまり、相手の話を聞けるかどうかが「キモ」ということなのですが・・・

ひとり語りの場合

ラジオや音声配信での「1人語り」の場合はどうしたらいいか。
相手がいないということは、話を聞くことができないですからね。

1人語りの場合は、「話すテーマを決めたら、聞いてほしいターゲットを決める」
空想で作り上げたターゲットひとりのために、そのテーマを話す。
「たったひとりのあなたに捧げる曲」みたいな感じです。

変に面白おかしく盛り上げてしゃべりまくるよりも、“たったひとりのあなた”に向けて発信することで、声に感情がこもります。
感情の先に、感動がある・・・はず。
たぶん、誰かの心に刺さる。

まずは話上手=マシンガントーク、おもしろトークという思い込みを捨てて、あなた自身が伝えたいことを、「こういう人に伝えたい」と決めてみて。
原稿も書きやすくなりますし、言葉もスルスル出やすくなりますから。

結局、話上手は聞き上手ということ

聞いてくれる相手・聞いてほしい相手を想定して話をすることで、目の前に相手がいようがいまいが、自分の伝えたいことを伝えるトーク力も磨かれていきます。

そう、磨かれるんです。
やってみて、上手く行ったら喜んで、上手くいかなかったら落ち込んで反省して・・・の繰り返し。どんな技術でも、その繰り返しで技術が磨かれていくもの。
これさえやれば!という魔法は存在しないんです。

伝えたいことを、伝わりやすいように伝える。
伝えるスキルのほかに必要なのが、「傾聴スキル」。
伝えることと耳を傾けることは両輪の関係。

とは言っても、まずは実践して、経験値を積んでいく。
これに勝るものはありません。

トーク力うんぬんよりも、まずは伝わり力アップを目指しましょう

トーク力を磨く講座に行くのであれば、実践してみてからでも遅くないですよ。
トークの変な癖がつくという人もいますが、癖は習慣で身につくのだから、なくすのも習慣を味方につけることができます。

まずは、音声配信やラジオ番組で自分の話したいこと・伝えたいことを【言葉】に出してみましょ。

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だいたい有料になりますが、お仕事によってはご自身のメディアとして「ラジオ番組」を持ってみてもいいのでは?
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