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強気な私と、弱気なあなた。2日目レポ

数多いるお笑い芸人の中で、単独ライブと言われる自分たちのチームで作ったライブを自分たちの名前を掲げて開催できる芸人はそう多くない。

その中で、レインボーは2016年以降、毎年開催(2020年は中止)。しかも今回はキャパ458席のルミネtheよしもとで2days。昨年はキャパ205の有楽町で2つの内容を3回ずつ開催したようなので、1000人くらいは悠々と埋められるコンビとして認知されているのかと思うと、ジャンボさんも言っていたように、着実にステップアップしている気がする。(※1)

さて、ここまでが概要。

ここからは、ただのファンとして、つらつらと感想を書かせて欲しい。一旦、私がライターという職業であることは忘れてくれ。感情のままにただただ書くので。

私がレインボーを好きになったのは、今となっては覚えていない。ただ、むかチャリで「今が本当に楽しい!」と話しているのを聞いて、なぜかわからないけど「よかった〜」と思いながら、涙が浮かんできたときに「あれ?私、めちゃくちゃ好きでは?」と気づいたことは覚えている。

愛し方はそれぞれだけど、私はふたりが楽しそうにお笑いをしているのを見るのが好きなのだ。

ふたり、楽しそう、お笑い、この3つ全部がそろったときに「あ〜大好きだな」って心が満たされる。

正直、生で見に行こうかどうかは迷っていた。なんとなく、お笑いライブって敷居が高いものだと思っているし、私よりももっともっと好きな方たちはたくさんいて、ノリについていけなかったらどうしようって余計なことを考えてしまって。

そんなときにお笑いに明るくない20年来の友人が唯一見ているお笑い芸人のYouTubeチャンネルがレインボーだと知った。

それで一緒に行く人がいるなら、どうとでもなるかと勢いのままに申し込み。無事、12日公演のチケットを手に入れたのだ。

結論から言うと、エンタメを生業にしている私の人生史上、トップ3に入るレベルで最高のライブだった。

おもしろいはもちろんなんだけど、頭でどーやこーや考えるよりも前に「今、すっごい幸せ!」って言葉が出てきた。自分は観客席で見ていただけなのに、ディズニーランドに仲良しグループで行ったときの感覚に似ていた。楽しくて、楽しくて「あ〜幸せだな〜」って思いながら、翌日お昼過ぎまで眠り続けるときと同じような感じだ。

毎日YouTubeにコントを上げ続けているふたり。そこで今まで出会ってきた個性的なキャラクターが、これでもかと言わんばかりに出てくる。

暗転して間奏が流れて、ステージの明かりがつくと、そこにはおなじみのあのキャラクターたちが。

初めて会ったのに、久しぶりと声をかけたくなる同窓会のような気持ち。

そんな気持ち、楽しいに決まっているのだから、キャラクターたちとの時間は本当に幸せで、一瞬で過ぎ去ってしまった。

きっとこの気持ちは私だけのものではないはず。

ぜひとも、お時間の許す方は配信を見てほしい。(なんなら見たいと言っていただけたら、私が配信チケット代を出すので)

※ここからはネタバレを含みます※

とりあえずオープニングは、イモ姉とサエキくん?YouTubeで見るふたりが登場。マッチング〜マッチング〜マッチング〜アップリ〜が生で聴けるとは。もうそれだけで「レインボーだー!」と感動してしまった。

個人的に好きなのは……ごめん、ありすぎるので、あーこれも!あれもと出てきそうなのだが、令和のアナ雪、いや美女と野獣かと思わせるコント「出会えた私と、運命のあなた」

もうこんなにハピネスハートフルな世界はないよと思わせてくれる内容。ええ声俳優ジャンボさんと、あざとさ満点な女子、池ちゃんによるミュージカルがもう本当にインパクト大で、脳裏に浮かぶ。

「モテない私と、テンパるあなた。」はふたりともメンズ役のコントだったので、その直後がこれというのが本当にすごい。

時間が許すなら本当に全部に触れたいところなのだけど、それはそれで楽しみを奪ってしまう気もするので、これくらいで。「漂流した私と、そこに居たあなた。」もかなり好きだったな〜!

今回の単独では、メンズキャラクターも、女の子キャラクターもたくさん出てくるのだが、それぞれの演じる女の子=こう言う感じではなく、それぞれのキャラクターでその特徴が全く異なるのがレインボーのふたりのすごさ。髪や見た目だけでなく、声色、しゃべり方、挙動が全キャラ異なる変幻自在ぶりは脱帽だ。

そしてなによりも感銘を受けたのが、レインボーANN0を彷彿とさせる単独ライブの完成度の高さ。

単独ライブの形はさまざまだが、これまで見に行ったライブの多くは、コント、漫才、トークをオムニバス形式で楽しめるものが多かったからかもしれないが、今回のライブはすべてが独立しているようで、そうではない。

2人のステージをつなぐ、子役のカズくんとサッちゃん、そしてゴスケのシーンが前後のコントの橋渡し的役割をちゃんと担っているし、オープニングもただの導入ではない。

例えるなら、長く愛されているオムニバス映画『ラブ・アクチュアリー』のようなライブだったので、すごくお安く、複数の男女のアレコレを描いた舞台を見た感覚になれるライブだった。

こんな感想を見て「何を今さら当たり前のことを!」と思う方もいることでしょう。

しかし、初見の私はたいそう感動したし、とにかく今めちゃくちゃ幸せなのだ。

絶対楽しませると言っていたふたりの言葉がそのまま現れた #レインボー単独ライブ2023 の見逃し配信は3/14まで。

https://online-ticket.yoshimoto.co.jp/products/lumine-23031219

現地で見た思い出を忘れたくなさすぎて、私も買いました。ぜひ見てほしい!なんなら、私がライブ代をおごるので!ぜひ!

※1…完全にライブの回数を勘違いしていたので修正しました!教えていただきありがとうございます。

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