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【読書感想文】星宙の飛行士

地球に住めなくなる日を読み終わったら、一番に読もうと思ってた本!一気に読みましたー!!!

『宇宙から帰ってきた日本人』を読んでから、宇宙飛行士の方が書いた本を読みたいと思ってたんですよね。今回は、Twitterでたびたび美しい写真をツイートしていた油井宇宙飛行士の本にしました。

写真が美しい

宇宙から撮った写真がふんだんに使われていて、とにかく美しいです。空気もなにもない、遮るものがない星空はどれほど美しいのか。でも、ISSは物凄いスピードで地球を周回しているので、写真は技術がいるそうです。なるほど。確かに動いているものを撮るのは難しい。宇宙飛行士の皆様が見せてくれる写真はどれも上手なので、そんなこと考えたこともなかったです。

訓練が厳しそうすぎる

訓練のこともいろいろと書いてありました。今はソユーズでしかISSに行けないので、ロシアでの訓練、NASAでの訓練、日本での訓練、それぞれに違いがあることをわかりやすく教えてくれました。一言で言うと、どの訓練も厳しいです(当たり前)

一番印象に残ったこと

日本の補給船「こうのとり」をロボットアームでキャッチする時の場面です。

地上で生中継を見ている人たちに、衛星中継の都合で映像が途切れる前に歴史的瞬間を見てほしい。管制チームと密に連絡を取り予定より20分ほど早く「こうのとり」をつかむことに成功!その瞬間、ISSの宇宙飛行士全員が雄叫びをあげて喜びました。この時ほど、日の丸を誇らしく思ったことはありません。他国の補給機が次々と失敗する中、日本がISSの窮地を救ったのですから。

こうのとりが来る前に、ロシアとアメリカの補給船がそれぞれ打ち上げに失敗し、ISS内では物資が不足していたそうです。トイレのタンクがいっぱいになっていて押し込んで使っていた、などのリアルな話も載っていました。

ISSに滞在するすべての宇宙飛行士が待ち望んでいたため、こうのとりが打ち上げられてから「頑張れよ!」「頼むぞ!」などと、他の宇宙飛行士がプレッシャーをかけてきたそうです。

この部分を読んだとき、日本の技術もすごいなぁ、日本の技術が宇宙飛行士を救ったなんてすごいことだ、と思いました。何となく、アメリカ、ロシア、中国などに遅れているのではないか、というイメージがありましたが、そんなことなかったです。

また、補給船で運ばれてくるものなど、今まで知らなかったことも知ることができました。

宇宙を知る人しかわからない宇宙の話

『宇宙から帰ってきた日本人』の感想にも書いたのですが、宇宙で行われていることの全ての話が新鮮でした。油井宇宙飛行士は幼い頃から宇宙飛行士になるのが夢で、それをついに叶えることができました。その影には人一倍、いや何万倍もの努力と、夢を諦めなかった強さがあると思いました。

やはり、信念をもって行動する人は、何かを成し遂げる人なんだなぁと改めて感じました。

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