井上美和子さんのお話会🎤その2
海外で暮らす
継承語として日本語を学ぶ子どもさんたちにとって
日本は
やはり
遠いところ、なのではないでしょうか。
(お住まいの場所にも寄るでしょうが。)
私自身の話ですが
スイスに来た時に
その直前まで暮らしていた
シンガポールから感じた「日本との距離観」
とのちがいに驚きました。
シンガポールは日本人も多く
日系のお店がたくさんあり
人によっては日本語だけで生活できるくらい
日本っぽい暮らしができました。
時差も日本と1時間。
コスモポリタンではありましたが
基本的に中華系、マレー系、インド系の人が共生する
アジアをベースとした国でした。
スイスは、無論ヨーロッパにあるので
文化のちがいは大きいですし
物理的な距離感もありますし
時差もあります。
こういうことからか
(例えネットが使え、世界中から情報を得ることができるようになっても)
日本の情報がかなり少なく感じます。
だからこそ
どのような日本の情報を受け取るかはとても大事!
(下手すると日本嫌いになってしまう可能性があるからです。)
例えば、地震や台風など自然災害が多いという情報は
「恐しい国」と伝わってしまう可能性があります。
まして、原発事故の話なんて
世界中でニュースにされているので
過去にどのように受け止めたかで
「継承語」として日本語を学ぶ子どもたちにしたら
日本語だけでなく、「日本」という国そのものを嫌いになるリスクが
とても大きい。
#井上美和子さん と打ち合わせをさせて頂いた当初
失礼ながら原発の言及については考慮して頂きたいと伝えました。
本当に、本当に失礼な発言でした。
でも
彼女は、そんな私の発言に寄り添いながら、彼女の想いを話してくださいました。
原発事故があったからこそ
避難された先での生活や
原発に反対されたり
事故後の裁判訴訟など
ずっとずっとされた活動があり
それを踏まえての朗読劇をされていらっしゃる。
また
彼女自身、日本を嫌いになられたり
日本を出ようと何度も思われたりしたことがあるけれど
あるきっかけでその考えを変えられた。
そこに、彼女の日本への想いがある。
(だから「福島・故郷への想い」という題を付けられました。)
私は、ここに希望を感じました。
子どもたちも日本を怖がらずに、
起きた事実を受け止められる、と。
もちろん
これは#井上美和子さん だから伝えられることだと思います。
ただ
原発事故を含めた福島県の話も
「怖い」日本ではなく
その後も日本で暮らす人々に焦点をあて
日本の素晴らしい面をしっかりと伝えることが
とても大事だと学ばせていただきました。
特にヨーロッパに暮らしていると
文化的にも
地理的にも
日本は遠く、
日本の情報は偏りがちになってしまいます。
原発(事故)に関してはなおさらのこと。
だから
「話さない」のではなく
「話す」ことで日本への希望を子どもたちに伝えることが
日本をルーツとする子どもたちの育む責任のように想います。
そういう意味で
この企画は本当に画期的だったと自負しています。
#カラフル的ケンミンショー (仮)として
1番目に福島県を紹介できたこと
そして
#井上美和子さん のお話だから伝えることができた
そんな時間を子どもたち、そしてお家の方に
伝えることができて
本当に良かったです。
美和子さんのお話会ではないですが、、、
カラフルチャンネルにも美和子さんにご出演頂きました。
美和子さんに
「みんな本当に可愛いね~❤」って
たくさん言って頂きました!!
いつか、日本で(ヨーロッパでも!)お会いできますように🍀
PS
「今ある 当たり前が 明日 あるか分からない。
だから
1日 1日を 大切にしましょう。」
#井上美和子さん からのメッセージです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?