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家を建て替える

私の夢を叶えるために、夫婦で実家に戻り2世帯で暮らす決断をして実家の建て替え計画家を始めてから2ヶ月ほど経ったある日、私は「結節性紅斑」をこじらせて立ち上がることが出来なくなった。

家づくりやリフォームを始めると、住人に変化が起こるらしい。
と、聞いたのは、症状が落ち着いてから。

ものだって、心のようなものを持つのかもしれない。
難しいことは分からないけれど、量子やら粒子やら、全ては同じものにたどり着くらしいから。

父と母と私たち兄弟二人のために、おじいちゃんがお手配色々として、私たちの将来の幸せを願って建ててくれた家。
様々なことがあったけれど、こうして家族全員健康で、私たちの平穏な暮らしを守ってきてくれた家を、私は私の夢を叶えることだけにフォーカスして、壊して立て直すという行動を始めた。感謝の気持ちはそこにあっただろうか。思い返しても、家のあそこが古いとか、ここが汚いとか、そんなことばかり考えていた。

意識あるものだったら、どう思うだろう。

症状が落ち着いた今、新しく感謝をもって、未来を見たいと感じている。
見えなくても想いは引き継がれていく。
気が付かせてくれた出来事、出逢い、繋がりに感謝します。
ありがとう。ありがとう。ありがとう。

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