葉っぱの奏でる雨音に、 愛犬の世界の豊かさを感じた。
最近の私のお気に入りは、庭の木陰での読書です。小さなデッキチェアを持ってきて、微かな風を感じながら。
パソコンを買い替えてから電磁波で指がピリピリし、対策にアーシングしてみようと思ったのがきっかけです。サンダルを脱いで、土に足をのせると、温かなぬくもりにホッとします。日差しの強い日も、木陰は涼しく、心地よいです。
ここは愛犬の昼寝スペースでもあり、仲間入りしてきた私の様子を伺って、時々近寄って来ては私の様子を眺めています。昼寝に飽きると、私の膝に顔を載せてきたり、足を載せて、顔をペロペロと舐めてきたり。
今日は、ぽつぽつと、通り雨。
「ああ、わんこはいつも、こんな音を聞いているのか」。心地よい雨音を聴きながら、わんこの日常に思いを馳せました。
家の中で聴いている雨音とは違う。
いつだったか、引っ越しをしたときに、雨音の違いに驚いたことがありました。それは、木造の一軒家から、鉄骨のマンションへと、引っ越したとき。それまで特に意識はしていなかったのだけれど、気がついたのは、引っ越したマンションで、初めて雨が降った日のこと。
「あれ? 何か、へん…? 喜びがない??」
それまで、私は無意識に雨の音を楽しんでいたのですね。雨が草や木に当たって奏でていた音。庭の地面に当たって、吸い込まれていく音。マンションに来たら、それがコンクリートに当たる音だけになった。。。
気がついたとき、愕然としました。確かに隣近所の音に悩まされることのない、守られたスペースではあるけれど、引き換えに、私は豊かな世界を失ってしまったのだ、と。
今日はそんなことを思い出しつつ、木陰で聞いたポツポツした雨音を絵にしてみました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?