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大人の塗り絵/④せかいのお守り塗り絵~エウロパの魔女

今回もお気に入りの塗り絵本「幸せを呼ぶ せかいのお守り塗り絵/ 大野 舞(デナリ)」からの1枚です。

「エウロパ」って、どこ?

以前に記した通り、この塗り絵本は世界中のお守りや魔除け、幸運を呼ぶシンボルなどを、おおまかな地域ごとにまとめた作品で構成されています。
「エウロパ」がどこか分からずネット検索してみると、出てくるのは木星の衛星であるエウロパの情報ばかり。検索を続けると、エウロパとはポルトガル語でヨーロッパを意味することが判明。さらに、絵に描かれた「ガロ(雄鶏)」はポルトガルのラッキーアイテムであることから、この作品のエウロパはポルトガル辺りであると推測しました。

陽光をイメージして

線画に添えられえた文章に「陽を浴びた獅子とまるまり 今日はまどろむ日としよう」という一文があったので、太陽の光をイメージし、黄色や橙色をメインにすることにしました。魔女や天使は対照的なブルー系とし、全体的に明るいトーンで塗ることに。

背景から塗り始めました。太陽の光のイメージなので、黄色~橙~赤というグラデーションも考えましたが、魔女・天使をブルー系にするので、赤よりも青みを含む赤紫の方がブルー系と馴染むと思い、赤紫を使いました。

背景色だけでも色数が多いので、全体のまとまりが得られるよう、その他のパーツは背景色の同系色にする、葉の緑やリンゴの赤は彩度(色の鮮やかさ)を抑えるなどの工夫をしました。獅子のたてがみも背景色を取り入れた配色です。

完成版は「ちょっと賑やか過ぎる?」と思えなくもないですが、ポジティブに「元気な感じ」と捉えて良しとしました。前回の「ケルティック・ラビリンス」が沈んだ色調だったため、その反動で今回は明るく鮮やかな色を使いたくなったという部分もあるので…。

※こちらのブログで作業の詳細をご紹介しています。
 「カラーリストによる大人のぬり絵ブログ」


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