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大人の塗り絵/①リカちゃんぬりえ

日本ではこれまで2度の塗り絵ブームがありましたが、まだまだ認知度の低い「大人の塗り絵」。リラクゼーションやヒーリング、そして脳トレ効果もある「大人の塗り絵」をもっと知っていただきたく、私の作品で恐縮ですが、ご紹介していきたいと思います。

「大人の塗り絵」と言いつつ、1作目は子供向けの「リカちゃんぬりえ」です。デパートの文具売り場で見つけ、思わず購入してしまいました。お値段は税込275円。小学校低学年の頃ぬり絵が大好きで、こういう図柄のぬりえをよく塗ってました。懐かしさ満点です。

「文具」と「画材」

当時は24色セットの色鉛筆を使っていました。36色セットが欲しくて、欲しくて、近所のスーパーのポイントシールを母からもらって集め、数か月後にの36色セットと交換することができました。手にした時は非常にワクワクしましたが、結局はいつも通りの色ばかり使っていたように思います。

12色、24色、36色セットで、トンボや三菱のお手頃価格の色鉛筆は「文具」に分類されるものです。大人になった現在、私はトンボの36色に加え「画材」としての色鉛筆も使っています。愛用品はファーバーカステルの120色セットです。120色なんて、子供の頃の私が見たら、衝撃と感動で言葉が出ないと思います。

配色はシンプルに、パープルで現代風に

画像のリカちゃんぬりえでは、主にトンボの36色セットを使用し、昔を思い出しながら色数を抑えて配色しました。メインのきいろ、だいだいいろ、ももいろ、みずいろ、むらさき、うすだいだい(昔のはだいろ)は、12色セットにも含まれている色です。陰影を出すため、おうどいろ、きんいろ、すみれいろ、うすべにいろなどを加えました。

昔と違うのは「むらさき」をメインカラーにしている点です。子供の頃の私なら確実に「みずいろ」を選びました。
その頃、紫は「欲求不満の色」などと言われ、子供服やグッズに紫系の色はあまり見られませんでした。現在では、明るいパープル系のカラーは子供たちの人気色で、ランドセルの色でもパープルのバリエーションが豊富です。もちろんリカちゃんのファッション、そしてヘアカラーにもパープルが多用されています。プリキュアなどのアニメの影響でしょうか。

図柄がシンプルで塗るパーツが大きいため、あれこれ思い出したり考えたりしながら塗り進めました。子供用の「リカちゃんぬりえ」、満喫しました。



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