【CoC】シナリオの構造2【新クトゥルフ神話TRPG】

なんか続きました。
前回は直線シナリオ、非線形シナリオ、キャンペーン・シナリオの構造について解説しました。
今回は出版されるシナリオの条件を考えていきたいと思います。


完成形とは

ルールブックには完成したシナリオの条件は明確に指定されていません。というより規定できないと言ったほうが正しいかもしれません。人によってシナリオに要求する情報量が変わるからです。これはスピーチの準備に例えられています。

最低限の条件

とはいえ、出版する上で最低限の条件はあるようです。ルールブックP.217の「出版されたシナリオを使う方法」を見てみましょう。

章立て

シナリオの使い方として「章と内容の概要をつかむ」ことが推奨されています。つまり、どの章に何が書かれているかをわかりやすくするべきだということがわかります。

描写

家具の色や中身について詳しく書かれている場合、それらを省略して最低限の雰囲気をつかめるようにメモするよう推奨されています。つまり……雰囲気がつかめる程度には部屋の様子を描写しなくてはいけないということです。豪華な部屋なのか、みすぼらしい部屋なのか、汚い部屋なのか、整頓された部屋なのか……などなど。

非線形シナリオの場合

それぞれの場所については短くまとめてしまって良いようです。
また、NPCの背景についても簡単なメモ程度で十分だということです(たくさんのNPCがいると読むだけで大変だしね!)。

いちばん大事なのは……

ほぼすべての事柄について共通して言われていることは、創造的で予測のできないプレイが推奨されていることです。
熱意を持って勇気ある改変を。プレイヤーの心を一つにし、最高の結末を。

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