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盤祭5th開催後記

2024年1月21日に行った盤祭5thの開催後記になります。
ここは当日の様子や、今後の開催についてあれこれ考える場所です。


1.開催を決めるにあたって

今回は開催するかしないか、って決めたあたりから書いていきます。

盤祭4thが終わった段階で、割と関西では(のちに関西だけじゃないことを知ったんだけど)創作ゲームに興味がない人が多くて、創作メインのイベントをしても人が少ないから、しばらくやらなくていいかな、と思ってはいました。
いや、実際はいるかもなんだけど、遊んだような話はあんまり聞かないので、少ないことは確実かなぁって。
これは、ただ単に人気がない、以外にもいろいろ思いつくから、残念がるところじゃないです。

ただ、2024年1月はどこもイベントがなく、暇そうだったのでやることにしました。この辺は、2023年からいろんなイベントに出よう、っていうCOLON ARCとしての方針でもあったからなんですが。

で、後で思いましたが、この時期は確定申告がしっかりお待ちかねで、1月は暇にした方がよかったな、というのが開催後の感想です。まだ終わってないんですよねー。もうちょい。

ちなみに、人が少ないっていうのはネガティブな方向性なのかといえば、そうではなく、反して作りたい人はたくさんいるので、そのあたりで何かできないかなとはずっと考えています。


2.開催にあたって

さて、開催することになって、いざ募集をかけてみると、ありがたいことに初動で予定していた中崎町ホールのキャパいっぱいぐらいになって、何サークルかはキャンセル待ちになりました。

キャンセル待ちはしかたないなー、って思ってたんですが、現地チェックの際、以前中崎町ホールを使用した際に使用できなかった隣接施設が使えるようになっていることがわかりました。
ってことで、会場の制約や条件を確認したうえで、追加することにしました。

また、同時並行ではありますが、前回のアンケートでもらっていた「試遊時の販売」について、今後のこともありますが、「委託販売」を受け付けることにしました。
この委託販売については、コミティアなどでも主催メインで行われることがあり、うちでもやりたいなーとは思っていました。

さて、ちょっと話を戻して制約についてなんですが、追加施設のみ「土足禁止」となっていました。
過去にボドゲフリマで土足禁止で開催していることもあり、開催方法はすぐに思いついたんですが、片方の施設が土足OKにするとすげーややこしいなと思ったので、試遊イベントすべてを土足NGにしました。
正直、今回、人が少なかった要因の1つではあるよなぁとは思っているので、次回以降は多分改善されているとは思います。(会場は変わると思います。)

で、委託販売について。
ちょっとだらだら長くなっちゃうんですが、ざっとしたところを先に書いておきます。
委託販売については、以前からやってみたくて、規模の小さめの盤祭で、試遊中の委託という形ならできそうだなと思ってやってみました。
当初は、受付と同時でいけるかなと思ったんですが、フローを書いてみて、どう考えても無理っぽいなということで、川崎さんとやおきんさんにお手伝いをお願いして、自分のブースもよーすけさんにお願いすることにしました。


3.委託販売の詳細について

ざっとやったことを書いておきます。
まだまだ実験中で、このままやろうとすると難しい点も出てくるので、このアイデアをそのまま使おうとする方は注意です。

私もギャラリーだったり、別のイベントでの委託販売の方法を聞いて、それを参考にしています。シチュエーションが違うので、もう少し合わせていかないとな、とは思ってます。

手順に沿って書いていきます。

最初にまず出展者へアナウンスしました。通常の申し込みとは別で連絡する旨も行います。この辺はこちらも分からない点が多いので、一番安全に、1つ1つステップを踏みます。

次に、委託希望者には「委託申請書」を記入して、期日までに出してもらいます。大体2週間ぐらい前までの期限にしてました。体感、これくらいで行けそうな感じです。

申請書には委託する予定のゲーム、個数、1つのざっとしたサイズ、そして金額です。
また、それとは別で、誰が、どのサークル、連絡先を書いてもらいました。
連絡先は、当日、どうしても連絡が取れない(急用で帰ったなど)への対応のためです。

また、これらを申請書にしているのは理由があって、当日は現地でアナログでの対応(つまり、紙とペン)となるため、申請書自体を紙に印刷して使える状態にすることが目的です。
また、あらかじめ委託品を聞いているのは、「当日バタバタしてうまくまとまらない」可能性が高いためです。当日書いてもらうのは非常に危険です。

当日危険なのは実体験があって、収集の受付だけで運営、出展者双方で時間が取られるためです。
現金当日集金は、キャンセル処理や気軽さなど、割とあるんですが、当日の時間が削られるという弱点があるんですよね。
当日の時間、本当に大事です。

さて、話を戻して。
申し込みをもらったら、申込書をまとめて、総量を確認します。それと比較して、当日の委託ブースの広さをざっと考えます。
今回は偶然も重なり、当初予定していた机のサイズやバックヤードのサイズにぴったり合うぐらいしかなかったので、何もしませんでした。
でも、今後も続けるのであれば、この辺り、もうちょっと詰めないとですね。オーバーした場合、予備の机、販売エリアは必要ですね。
特にボドゲはサイズ幅広いため、余裕は必要です。

さて、上記が終わったら当日です。
当日、委託受付時間を設けて、その時間に持ってきてもらいました。
実際は30分ぐらいでしたが、規模を大きくするなら1時間は欲しいですね。委託申込書があるため、割とスムーズに進めたように思えました。実際、やってないから分からないんですけども。

で、委託品には受け渡し前に、1つ1つに値札を貼ってもらいました。
1つ1つ? めんどくさくない? と思う方が多いかと思うんですが、どうしてもそれぞれに対して値札を置ける状態ではなく(陳列が安定しない)、さらに値段がわかりにくくなることを防ぐ、そして、売れた個数がわかるようにここで値札を貼ってもらいました。

さて、実際売る時の手順です。
売る時は、商品を専用の用紙(これも後述します)を使って購入します。
今思えば、この辺は過剰でしたね。値札の部分の管理だけで行けた気がしています。
一応、続けると、用紙に必要なゲームにチェックを入れて、販売担当者に渡します。この用紙は入場チケットの裏面に印刷していました。

販売担当者はそれを受け取って、品物を準備して、お金と引き換えに渡します。記入した用紙も返却します。

専用の用紙にしているのは、レジが混んだ時に間違わないためです。
この辺、委託販売担当者が、どうしても当日委託販売するゲームを当日見るので、どうしても勘違いが発生する可能性があったためです。
やった結果はそんなことはなく、あれの倍ぐらいあっても、個々の値札でなんとかなりそうかな、と思いました。
どんなものであっても、結局は受け取ったものの値札をはがして値段を確認して渡すので、そこまでしなくてもいいという結論です。
書くというだけでその場所と鉛筆を用意しないといけないためです。

ただ、ここまで書いていて思ったんですが、持ち逃げされるとアウトだなーって。難しいねぇ。

お金は、あらかじめ財布を用意して置き、それでやり取りをお願いしました。小銭が足りない場合は、受付に大量の小銭があるので、それを使って両替してました。小銭が足りないのは500円単位のゲームがほとんどだったんですが、1回あったかな。
初めてにしてはちょいちょい使っていただいていたようです。


さて、販売が終わったら残った商品の返却と清算です。

ここで今回1つ問題がありました。
返却する際に、どうしてもゲームがバラバラになりやすく、それらを運んでブースまで持っていく、というのが難しい場面が多かったように思います。
いや、やればできるんですが、落としてしまう場合のリスクや、渡し間違い、数え間違いが発生する可能性があるなと思いました。
そういったこともあって、返却に時間がかかっていました。すみません。

この辺については、各ブース、面倒ですが、段ボールを1箱用意して、それを通しての受け渡しに切り替えるか、返却しないにするかのどれかが必要ですね。
現状の案としては、段ボールでまとめてくれたところはこちらから返却、バラバラでもってきた場合は、引き取り必須、という形が丸いかなと思いました。

今回、問題にはなっていないのですが、現金の差額については、対応が甘いのかなぁとかぼんやり考えてはいます。
もうちょっと何かやりようがある気がしていて、この辺が次の課題になるかなと思っています。


4.当日

そんな訳で、ようやく当日の様子です。
10時からの出展者設営に向けて、9時に入って会場の準備を進めていました。
当日は、午前中雨模様という、相変わらず雨に好かれる感じになりました。
販売メインとなる15時以降は、止んでたり、晴れてきたりもしていたんですが、やっぱりイベントの一番大きな敵は雨ですね。

ま、それは仕方ないとして、徐々に出展者や設営を手伝っていただける方が来ていただいたので、徐々に設営を進めます。
事前にある程度指針となる机の配置はできたので、それに合わせて配置をお願いしたら、あっという間でした。本当に助かりました。ありがとうございます。
後、お手伝いの皆さん、練度が高かったです。けがもなく、準備できたと思います。助かりました。

それらが終わって、出展者の設営です。
私はそれと並行して受付の設置、張り紙関連、委託販売のお手伝いです。
委託販売については、あらかじめ打ち合わせをしており、当日、それの確認を行いながら、ほとんどやってもらえました。こちらも練度が高かったです! 助かる!

その間にも来場者が来るので、ざっとした列整理(というか声かけだけですが)をして、開場です。

人数とはそんなでもないかなーって思ってたら、開場後、すぐに割と来てもらって、中崎町ホール側は割と盛り上がっていたように思います。
ブースの設営も人それぞれで、慣れたところはしっかりした設営になっていたかと思います。
逆に、アンケートで頂いたんですが、ちょっと近づきづらいブースもあったようです。この辺は人それぞれの個性、能力ということで仕方ない面が強いように思います。
どうしても全員がお客、全員がある程度できる店頭販売員ではないからね。

さて、そんな感じで試遊イベントが進みます。
結果としてですが、あふれるぐらい来ることはありませんでしたが、割と込み合っていた感じもあったので、これより多かったらちょっと困ったかも、とも思いました。いや、困るぐらいがいいんで、申し訳ないんですけど。


そんな訳で、試遊が終わったら販売イベントです。
また同時に列整理をしないといけないので、列整理をすねあーずさんにお助けいただき、(あらかじめお願いしてました)会場のレイアウト変更をしてました。
まー、実際そうではあるんですが、人数がいるとはいえ、イベント中の会場変更は大変ですよね。
これは運営もそうですが、出展者の方が大変なので、その辺は今後は見送った方がいいなぁなんて感じてはいます。
以前は小さいイベントからちょこちょことやっていたので、できてたんですが、参加者もある程度知っている人も中にはいるところもあり、もうちょっと楽したイベントの方がよさそうかなと思いました。
※制約はあるんですが、もっと広いところが1フロアで借りれるところを見つけています。

販売イベントについては、特に書くことはないんですが、レイアウト変更さえすれば、後は入ってもらい、買ってもらって、という流れになる感じでした。
今回の変更点は、販売時間を前回の1時間から2時間にしたんですが、購入者のみだと大体ちょうど1時間ぐらいでしたね。出展者からも1時間でよかったんじゃない? という話もいただきました。

とはいえ、そのあとに、出展者が回ったりしていたので、結果として1時間半ぐらい、人が多ければ2時間程度がよさそうですね。
売る部分だけ切り取ると1時間なんですが、うーん、難しいですね。
売れなくならないと出展者が買えない、説明も聞けないということもあって、どれを優先させるか、という感じはします。

その後は、アフタートークでした。
詳しくはイベント内でも言いましたが、何も書けません。
OKAZU brandのOKAZUさん、芸無工房LooserDogsの北条投了さんをゲストに、ゲーム制作やパブリッシャー周りのあれこれを話をさせて頂きましたが、私も含めて非常にためになる話が多かったように思います。
こういう情報交換的な交流会、もうちょっとあった方がいいかもなー、なんて思いました。誰か、打ち上げだけでいいんで担当してくれませんか……主催やってると手が回らないんす。

今思えば、あれも聞いとけばよかった、これも聞いとけばよかった、とかあって、若干後悔しています。今度会ったときに聞いてみよ。


5.まとめ

そんなこんなで、5回目となる盤祭でした。
ちょうどコロナ禍も開けた最初の盤祭でしたね。
内容としては、雨ということもあり、人が少な目でした。100人強って感じです。 ※20240205追記 未処理のお金が出てきました。50人ぐらい増えました。w(ぇー
今後の開催については、また検討はしますが、正直BGBE次第かなと思ってはいます。
BGBEがあれば、別にやらなくていいかなぁとか、別の形でやればいいかなぁとはなっています。
ベストは、2-3月のBGBE、6月のフリマ、9月の試遊イベント(盤祭なのか別名なのか)でできたらなぁっていう感じです。
9月が暇かにもよるんですけど、交流会みたいな、試遊会ってやっておきたいなぁって。その分、出展料をめちゃめちゃ下げて、ほかのブースでも遊べるような感じにできないかなぁって。

一応モデルはあるんですが、それで出展者が納得できるものなのかどうなのか、とも思ってたりはします。OHIROMEで割と達成できている部分もあるしねぇ。

そんな訳で、盤祭5thは終了です。
6thはいつやるのか、そもそもやるのかはまだ分かりませんが、あったらまたよろしくお願いします。
人が遊びに来れるイベント、っていうのをここでは目指したいかなぁとか思ってます。

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