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年末消化試合 2023

今日の日付を念のため確認しておこう。
2023年12月28日(木)

「1年あっという間だよね」という、テンプレ発言をしがちな時期がやってきた。クリスマスにサンタはうちにやってこなかったが、年末はちゃんとやってきて、また一年が終わり新しい年が始まりそうだ。世の中は、お決まりのように今年の振り返りをし始める。

どちらかというと未来ばっかり見て、過去も現実も目を背けるタイプなので、あまり振り返りをしたくないのだが、強いていうなら3ヶ月間で2回コロナに感染して、ぐーたらな日々を強要されたことが、今年の出来事トップ10に入ってくる。

9月と12月

じっとりと体が重だるくて、とりあえず横になってスマホ眺めて、ただただ時間だけが過ぎていくのを待った。「この時間の流れ方、今年二回目だ」。つい先々月も体感した、どろっとした日々。幸い二度目はかなり軽症だったけれど、それでも「病欠中」を言い訳に部屋は汚いし、洗濯物は溜まっているし、お風呂には入っていないしで、おばさんの加齢臭はMAXになっていたと思う。

2024年はどんな年?

ウェブサイトはこぞって「2024年の運勢は?」というような占い系の特集をやっていた。どっぷり占いにハマる時期もあれば、占いなんて科学的根拠のないものは信じない超絶強がりモードな時期もあり、人生のあらゆるタイミングを都合良い解釈で好き勝手に生きてきた。

体だるいし、暇だし、今年もあと少しだし、来年になったら本気出そうと思いながらボーっと眺めている占いの中に、私の性格はこう書かれていた。

『心は高校2年生』

おいおい、アラフォーが永遠の17歳気取りはキツいぜ!そうは言いつつも、「だよねー!×2」とこの共感を否定することは難しく、受け入れざるを得なかった。むしろ「私のこと分かってくれてありがとう!」そのくらいの気持ちだった。占いという良き理解者を味方に付け、その文字を見た後はスマホを置いてパジャマからパジャマに着替えるという行動力を発揮した。

リアルに高校2年生だった時

記憶の美化と消去によって当時のことは正直おぼろげだ。修了式の日、教室の掃除をしていたら、クラスのあまり親しくないスポーツ万能バスケ部女子からフィッシュマンズの佐藤くんが死んだことを教えてもらった。それだけは高校時代のエピソードとしてはっきりと覚えている。

「その頃に思い描いた大人に成っているのか」?
いや、これは愚問だ。愚問 of KINGだ。

何も成し遂げずに、この年になってしまったな

“THE”が付くほどサラリーマン気質である自覚はある。組織の中である程度偉さを発揮したい願望もゼロではない。自分の能力というものが存在するなら、それを活かしたいと図々しくも思っている。

40代でボロアパートに住みながら、ベッドでゴロゴロして泥のように過ごした日々。内省が止まらなかった。ずっと頭の中がぐるぐるしていた。体はだるいけど頭は暇で、考えれば考えるほど、何も行動してないことが明るみになり、またそれについて考えはじめた。否が応でも入ってくる情報に焦りも感じた。ひと回り下の世代が、どんどん世の中の中心になっていくような気がして、憧れの人物が年上から、年下の若者になっていくのを感じた。


この頭の中でぐるぐる巡る思考を、排水溝に水を流すようにドバーっと流せたら、どんなに楽だろう。

【排水の人】

どうしようもない状況だ。何も表現する術を持っていない。だけど、考えあぐねたことを洗い流せば何かが起きるかもしれない。「何かを記そう」「何かを残そう」そう思えたのは、高校2年生の心のままで、「自己顕示欲の妖怪」と「自意識過剰の化け物」の戦いをずっと続けてきたからだろう。

いよいよ妖怪と化け物が外に(noteに)飛び出すときがやってきた。



【今日のBGM】
Fishmans - すばらしくて Nice Choice


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