7日で死ぬ縛りで地上に出られるなら

つくづく出来損ないの人生であった。まともに働く。少なくとも無能でなく、人並みの体力、知識、思考、言語化ができる。他人と会話が成立する。友達を作る。本を沢山読む。イリヤの空、リバーズエンド、ペンギン・サマー、みーまー、現代思想入門、孔子伝、解体屋ゲン、いじめの構造、ニッポニアニッポン、第六ポンプ、釣り女と超能力少女、鉄鍋のジャン、電波女、原民喜全詩集、日本のいちばん長い日、羆風、四丁目の夕日、哲学入門一歩前、書きあぐねている人のための小説入門。アニメも映画も観る。お絵描きする。ゲームを消化する。少女琥珀、7Days、Merry X'mas you for your closed world,and you.真性終末症候群、今の風を感じて、さよならを教えて、素晴らしき日々、サクラノ詩、Narcissu、家族計画、残念な俺達の青春事情、ドキドキ文芸部、SWAN SONG、すみれ、冬のポラリス。下手糞な漫画を描く。しかし、こういったようなことも全部それ以前の問題で、歯を磨く、風呂に入る、洗濯する、自炊、皿洗い、部屋の片付け、掃除、レシートをまとめる、TLを遡る、運動と食事管理による健康維持、最低6時間の睡眠確保、コーヒーを入れる、線香に火を点ける、浪費をやめる、貯金する(60歳まで生きると思っているのか?)、その程度のことさえどうにもなっていないのだから毎日が希望の一欠けらもない凄惨な有り様である。なけなしの誇りで月に一個は詩を作るようにはしているが、3月31日に至っては18時になるまで完全にその習慣を忘れていたのでもういいんだと思った。頭も怠いし。

スクショを撮ったまま何年も放置していたこれをやった。和風牛丼はもうないので、別のチェーン店でした。悪くない、良くもない。普通すぎる。そもそもチーズ自体そんなに好きでもないんだった。

サツドウの原作者が亡くなったという話を見た。

個人的に、ヤンマガの中でサツドウには一番期待していたし、TSUYOSHIを踏襲したようなベタなテーマながら独特の後味の良さがありキャラデザも作画も良く、内容も真っ当で、はっきり言えばヤニねこより断然面白いと思って続きを期待して読んでいたことから、この結末には悲しさしかない。ヤニねこの誹謗中傷の件も当時から記事を追っていたが、日和見から言及を避けたことを若干後悔している。実際、一読者が憶測で何かを言うべきではないには尽きる。無期限休載の時から分かっていたことではあったが、連載終了が確定し、続きが永遠に読めないというのも気が沈む。

京アニの事件の犯人も、誹謗中傷も、自分は否定する側に立てない。盗作されたという被害妄想も、あらゆる嫉妬も、今だって抱えに抱えている。もう少し行動力と狂気があれば、自分もこうなっていたかもしれない。そう思うのは、自分以外どうでもよく、頭をほとんど自己実現欲求ばかりが占めていて、作品や創作自体への愛など持ち合わせていないから、とでも言うのだろうか?

サツドウ自体は新作としては売れていた方ではあるという前提はさておき、結局「いいものなら売れるなどというナイーブな考えは捨てろ」という話が全てなのだろうか。作品にも作者にも罪はないとは分かっていても、今回の件でヤニねこは読めなくなった。サツドウのことを思い出すとなんでだよという気持ちが込み上げてしまうため。多分アニメ化もするんだろうな。

❗🤓❗禁止カードだろコレェ❗🤓❗

ただ実際のところ、最後が例え絶望しか残らない死であったとしても、ただ地中で終わりを待つだけの自分の人生よりは、そっちの方が良かった。少しは本気でそう思っている。

これらの鬱屈と失意を腹に抱えて、一読者として言える言葉があるとすれば、サツドウはちゃんと面白かった。しかないのだった。


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