僕の幼少期を知る人は少しずつ少なくなっていく。
歳をとってくると幼少期の自分を知っている人の存在が年々貴重になってくる。20年前に東京の八王子から飛騨古川に移住したから、そう言った僕の抜群にカワイくて100%無邪気な幼少期から思春期を知っている方々と、文字通り距離を置いた生活を続けてきたせいか、たまに実家に帰った時にそんな方々を通して幼少期の自分の知らない一面やエピソードを聞くと本当に嬉しく、年々その思いは強くなっていく。
というのも、歳を追うごとに僕の幼少期を知る方々がこの世を去っていってしまうからだ。
3年前に僕ら夫