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「生きた証」としての日記
二十歳の時から、日記を書いている。
新潮文庫が出している「マイブック」。日付だけが書かれた文庫本。
空欄の日もあれば、読めないほど小さな文字でたくさん書いた日もある。
これまでの人生、いつも三日坊主だった。
野球をやっていた時も、成果がすぐ出ないと、続けることをやめていた。
そして、自分は努力できないやつなんだと、自信をなくした。
でも、この日記は6年間続いていて、今年で7冊目に突入した。
「努力している」なんて実感はなく、自然と続いた6年間である。
やはり、本当に好きなことや、やりたいことは、苦痛にならないのだろう。
日記を書くことで、大したことない日常でも、「生きた証」として残る。
暑かった、寒かった、疲れた、楽しかった、美味しかった、悔しかった、、、全てがドラマになる。
パソコンで書いてもいい。でも、あえて手書きで書くことで、その時の筆圧、字の丁寧さ、汚さから、感情が蘇る。
そんな「生きた証」を、これからもずっと続けたい。
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