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木星をコリメート撮影してみた

決定的な倍率不足

21日に向けて木星コリメート撮影してみました。
気温が下がってきたため望遠鏡に露対策のタオルを巻きつけての撮影です。
結果は大失敗でしたが、多くのインプットを得る事が出来ました。

画像1

なんとか二つの衛星が映っていますが、木星と判別できる倍率では
ありませんね。決定的に倍率不足です。
高倍率用の4ⅿⅿ、6㎜のアイピースを発注していますが
この時点でまだ届いておらず、ここでは25㎜のアイピース
コリメート撮影の倍率が40~58倍(画像サイズL)での撮影になりました。

80㎜の屈折望遠鏡ですから適正倍率は160倍ほどです。
6㎜のアイピースでケラレを無くした状態で倍率167倍あたりになると
思うので、次回は167~241倍(光学ズーム)で撮影再チャレンジですね。
(画像サイズLの場合)

惑星撮影ではAFは不可

二つ目の問題点はフォーカスモードです。
月の撮影時は明るく、面積もあるためAF(オートフォーカス)で
問題なく撮影できましたが、さすがに小さな惑星では
面積も無く暗いためピントが合っていません。

画像2

次回はMF(マニュアルフォーカス)で撮影する事が必須ですね。
SONY Cyer-shot RX100 ではMF時に拡大表示で正確にピントを合わせる
事が出来ます。また、ピーキングレベルでピントが合った部分に
色を付けて表示できます。このあたりの練習が必要ですね。

そして、マルチショットノイズリダクションで自動で連写してノイズを
処理するモードや、セルフタイマーで5枚連写撮影か、動画を10秒ほど撮影
してソフトによるコンポジット処理などインプットも必要みたいです。
21日の木星・土星超大接近に向けてシミュレーションを重ねます。

インプットは改めて公開共有します。

露出とシャッタースピードはマニュアルで

小さな惑星撮影ではやはりおまかせモードプログラムオートでは
うまく撮影できません。
ここでもマニュアルで撮影することが必須になります。
または、絞り優先で絞り値を調整しての撮影になります。
シャッタースピードは自動追尾が無いため1秒以内に収める必要が
ありますが、若干早めのシャッタースピードで撮影して
Photoshopで補正をかけるのもありかもしれません。

暗い中に小さな星が点で存在している状態なので
絞りが開き、シャッタースピードも長くなり露出オーバー
になります。星が白とびしてしまうと
Photoshopで補正をかけても補正不可なので
露出はアンダー気味の方が補正がききます。

木星から土星にかけて動画を撮影してみた

木星から土星にかけて動画の撮影をしてみました。
やはりピントが合いません。
露出もオーバー気味です。



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