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12月21日木星・土星超大接近の観測計画

木星・土星探検アプローチ

400年に一度の宇宙ショー「木星・土星の超大接近」を目前にして
その探検アプローチを考えてみました。
折角の観測ですから自分でできる最高のやり方で臨みたいと思います。
また、日没後2時間ほどの観測時間になるので
計画的に段取り良く撮影しないとうまくいかないでしょう。

土星・木星の観測地は西に開けた場所を

西の空が開けている観測地は先日ロケハンに行った
北条スポーツセンター」の展望台に決定です。
アクセスもしやすくしっかり西の空が開けています。
試しの木星撮影も行いました(失敗でしたが・・・)

観測アイピースは広角6㎜

観測に使用するアイピースは6㎜(67倍)のもので撮影する予定です。

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コリメート撮影では167~341倍までのズーム(光学ズーム)
撮影倍率は

①167倍(光学ズーム)
②341倍(光学ズーム)
③670倍(全画素超解像ズーム)
これは無謀な倍率で実験的です。

3パターンで撮影します。
80㎜口径の適正倍率は160倍ですから①がいちばんきれいに
撮影できる予定ですが、②③は実験的に撮影してみます。

撮影方法は3パターン

惑星の撮影に関するインプットを踏まえて
今回は3パターンの撮影方法で挑みます。
自動追尾は使用できない環境なので短いシャッタースピードで撮影して
無料ソフト「Registax」でコンポジット処理する方法がメインになります。

※(画質:ファイン ISO3800 で撮影します)
①SONY独自の技術 マルチショットノイズリダクションNRによる撮影
(6枚コンポジット)JPEG

②セルフタイマー5枚連写(Registaxでコンポジット処理)JPEG

③動画10秒撮影 MP4  (Registaxでコンポジット処理)

SONYの独自技術でNRマルチショットノイズリダクションは6枚連写の
画像を合成処理してノイズを軽減する撮影ですが
ソフトでコンポジット処理したものとどれだけ違うか楽しみです。

画像2

この写真は木星の試写です、衛星が2つ映っています(58倍)

現地での実際の作業行程

現地での作業としては3倍率ごとに3つの撮影方法を実施します。
全9行程になりますが、それぞれ設定等変えながらの作業ですから
時間はかかりそうです。

①167倍・・・各撮影①②③

②341倍・・・各撮影①②③

③670倍・・・各撮影①②③

実際の現地では予定通りに撮影できないかもしれませんが
どれか一つでも当たりがあればラッキーだと思っています。
とにかく21日の観測を十分に楽しみたいと思います。



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