無題

ヴェルディカレッジ第5講 東京ヴェルディeスポーツチームGM 片桐 正大


本稿では、6/18(火)に開講された第5講の内容を紹介します。

執筆

メディアプロモーショングループ:斉藤 一稀


第5講は東京ヴェルディeスポーツチームGMである片桐正大氏が登壇しての講義、翌第6講では第5講で提示された課題に対してのプレゼンテーションを行いました。

まずは、第5講の講義内容について紹介していきます。

第5講では、

①メディアとスポーツ
②スポーツの価値の作り方
③eスポーツの可能性

に着目して講義が行われました。また、講義最後には、第6講に向け『スポーツやPL(1年間の利益)にこだわらない価値に着目して、現在の東京ヴェルディの資産を活用した新たなビジネスを作る』という課題も与えられました。

片桐 正大 氏

画像4

2002年 福岡ダイエーホークスに入社
2005年 楽天イーグルスの創設に携わる
2016年 日本eスポーツリーグ参戦の名古屋OJA 立ち上げ オーナー兼代表取締役社長 就任
現在 東京ヴェルディeスポーツチームGM / 愛知県eスポーツ連合代表 兼任
プロ野球球団時代には、監督付き広報・マーケティング・営業など幅広く担当。
その後、インドネシア、中国などでスポーツビジネスにも携わり、現在はeスポーツのフィールドで活動。

引用: http://sportsx.info/presenterlist2017/ https://www.verdy.co.jp/college/

①メディアとスポーツ

片桐氏より、メディアとスポーツの関係において、プロ野球との関係を例に解説してくださいました。

「各家庭にテレビが普及し始めてからの時代、これまで昼間に行われることが殆どだったプロ野球の試合は、家庭のテレビチャンネルの権限を握る父親が毎日見る時間に合わせて、夜に行われることが多くなりました。

更には、試合には天皇も観戦に訪れるという既成事実も作り、プロ野球の権威を決定づけ価値を創り出したという歴史があります。

新聞やテレビが球団に関するコンテンツを世間に提供し、それらの製作費を球団へ回します。これにより球団の強化投資だけに留まらず、知名度に影響を与え、プロ野球は発展を遂げています。」

画像2


②スポーツの価値の作り方  

続いては、欧州はどのようにしてスポーツの価値を作り、世界中のスポーツの中心となることができたのかということについての解説です。

「欧州が世界中のスポーツの中心となれた理由はオリンピックとW杯を持っていることです。日本で国際的なスポーツイベントを見るためには本部を欧州に置くIOCやFIFAへテレビ局が大金を払い放映権を取得します。

スポーツ自体は誰のものでもない為、放映権や肖像権でそれぞれの大会に価値を作りました。」

画像3

③eスポーツの可能性

上記のように、スポーツにおいては欧州が強い権力を握っています。

では、日本が世界の中心になれるものはないのか。

その問いに対する片桐氏の答えがeスポーツでした。

「eスポーツもスポーツと同様で努力や才能がなければ強くなることはできません。課金に頼るだけでなく、操作技術向上のために努力をしたりすることで自らを高める必要があるところに、スポーツとの共通点があります。

また、eスポーツは未だ未完成であり、日本の高い技術力を生かすことのできるコンテンツとして、更には身体的なアドバンテージも関係なく同じ土俵、同じルールで戦うことができることに可能性があります。」

画像4

まとめ

本稿では、片桐氏が講義してくださった『スポーツの新たな形』についてまとめてきました。私は、本講義を聞き、『権利』『価値』という視点に注目し、0→1を作り出す方法について深く考えました。

2018年ジャカルタアジア大会において、初めてeスポーツが競技化されていました。これを受け、今後eスポーツは『スポーツ』として世に認められてきていることを感じます。これからeスポーツ分野がどのように発展していくのか、ぜひ皆さんも注目してみてください!

冒頭で触れたように、翌第6講では『スポーツやPL(1年間の利益)にこだわらない価値に着目して、現在の東京ヴェルディの資産を活用た新たなビジネスを作る』という課題に対してカレッジ氏がプレゼンテーションに挑戦しました。

学生ならではのどのような斬新な意見が挙がったのか注目です!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?