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「自分の視野が狭いことを自覚できた」右原加奈子

ヴェルディカレッジ生へのインタビュー企画。今回はすでに予告もしていた女子フリースタイラーが登場です。

インタビュワー・執筆 高井 ろみた

カレッジ生FILE NO.2 右原 加奈子

――まずは簡単な自己紹介をお願いします。

「右原加奈子(ウハラ カナコ)です!フリースタイルフットボールという競技をやっています。フリースタイルフットボールというのはサッカーのリフティングやドリブルなどのスキルを魅せることに昇華した遊びの文化です。

私の目標はパフォーマーとして人前に出て、色々なところに行くことです。最近ちょこちょこ機会をもらえるようになってきました。フリースタイルをきっかけに色んな人に出会えたら楽しそうだなと思います。
その他の活動としては女子競技人口増加を目指して毎月一回の女性限定の体験会を開いています。女性の仲間をもっと増やしたいです。」

――女性フリースタイラーをしながら、競技の普及活動も行っているんですね。

「そうですね。でも今年の3月くらいから始めたのでまだ6、7回目くらい。来る人は多くないですが、毎回初対面の方から連絡をいただいています。興味ありますとか、娘がやりたいって言ってます、とか。小・中学生くらいの子どもが多いです。そうやって少しずつ連絡が来るので、やってて意味あるのかなと感じて続けています。」

――自分も参加してみたいほどです! (笑) さて,それではヴェルディカレッジに来た理由を伺います。

「はい!きっかけはアルバイト先の方に提案されたことです。フリースタイルフットボール全般のイベント・企画運営や大会運営をやってる会社でアルバイトをしているのですが、そこの代表の横田陽介さんからの提案で応募したという感じです。『こういうの学生向けにやってるらしいからどう?』みたいな。『サッカー未経験だしなぁ』と思いつつ詳細を見てみると、理念や内容が魅力的で、普段は関わることが難しそうな講師の方々に出会えることがわかったので挑戦してみようかなと思いました。

――サッカーというよりはフリースタイルフットボールが応募のきっかけだったということですね。
応募動機からは熱量が伝わってきますね。

「けれど少し不安でした。私は大学でゼミも入っていないし勉強も得意ではなくて。頭いい人いっぱいいるんだろうなって思っていました。だから逆に刺激を受けに行こうという姿勢でした。そういう環境に身を置いて成長したいと。それが目標にあたるかもしれません。」

――なるほど。では次に前期の活動を振り返ってみていかがだったでしょうか?

「やっぱり忙しかったですね。元々フリースタイルの活動もしている上でカレッジに来たので、練習時間とかも圧縮はされましたね。でも面白かった。カレッジ生は基本的に他でも活動しているので色んな界隈の話が聞けてよかったです。

今まではフリースタイル業界にしかいなかったので、フリースタイル知っている人としか話してこなかった。だけど何も知らない人たちのところに行って『自分はこういうものです』って何回も何回も説明して以前より言語化できるようになっていきました。まだまだ曖昧ではありが。(汗)」

――外に飛び出したからこそ得られる経験をしたということですね。

――活動でいうと講義・プレゼンはどうでしたか?

「プレゼンに関しては少し受け身になっていましたね。大学3・4年生が多く、大学から勉強してやり方を知ってる人が班に1人はいたので、ほっといても進んでいる状態でした。反省です。

それでも、この環境がとても貴重だったことはもう一度言いたいです。自分と全然異なる人と交流できる環境、それも高校生からほぼ社会人まで揃っている。刺激的でした!」

――先ほどおっしゃっていた目論見通りだったようですね!ではその中で変化した点・成長できた点を教えてください。

「自分の知らない環境で過ごす人たちとの交流を通じて、意識を変えられたところが成長かなと思っています。」

――どのような意識の変化でしょうか?

自分の視野が狭かったことを自覚できました。一歩外に出るとフリースタイルのことを知っている人はほとんどいないこと。同世代でもいろんな活動をしている人がいること。たくさんの新しい出会いで自分の可能性はまだまだあるんだなと感じるようになりました。

加えて講師や社会人の方々の話を聞いている中で、自分の周りの環境に対しての見方も変わりました。外部に目を向けると内部への意識も変化するんだと感じました。

関わる人や自分の置かれている状況に対する捉え方が柔軟になったという意味で意識が変わりました。」

――なるほど、主観ですが加奈子さんのポジティブな感じはそこも影響してるんですかね?

「それはあるかもしれないですね!(笑)おそらく以前は作っていました。人工的にでもポジティブにやらないとって。でもそれが自然とできるようになりました。」

――納得しました。(笑)それでは後期の配属先と活動内容を教えてください。

「配属先はビーチサッカーチームです。活動内容は特に決まっておらず、自分達でやりたいことを提案して許可をもらって実践するという形です。今提案しているところだとイベントやSNSの手伝い。イベントはすでに参加させていただきました!

SNSはFacebook・Twitterが主軸になるかなと。

これは言うなればビーチサッカーのためにってこと以外何も決まってない活動なので、やりたいことがあればそれをやっていい、けど何も言わなければ何もせず終わります。自分たちの成長につながる活動をしていきたいですね。」 

――そうですね、僕も同じ配属チームですが近い感覚を持っています。

――では最後に後期の目標をお願いします。

「そうですね…第一は決めたことはちゃんとやりたいですね。当たり前ですが。(笑)他のカレッジ生も巻き込めたら楽しいし…とにかく楽しく活動したいです。平和に、メンバーそれぞれがやりたくてやりたいっていう雰囲気にすることも目標です。

もう1つ言うと、平和にやりたいけど気は使いたくないです。だから言いたいところは言うし、言わないといけないところは言う。むしろ平和にしたいから言う。

――楽しく、遠慮せずにやっていきたいですね。貴重なお話ありがとうございました!


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