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『東京ヴェルディクラブのスクール事業への意見提言』

ヴェルディカレッジでは先日、『東京ヴェルディクラブのスクール事業への意見提言』をテーマに、2回に分けて講義が行われました。

ヴェルディクラブでは、今後スクール事業をより強化しようと考えています。そこで、一般社団法人東京ヴェルディクラブ、ブランド戦略室より和田さん、広報担当より鷹野さんをお呼びし、スクール事業の現状をお話いただきました。そして、それに対してカレッジ生はグループに分かれて企画を考え、それぞれ提案を行いました。

本noteでは、その現状とカレッジ生から提案された意見、またそれに対してのフィードバック、今後の展開について話していきます。

スクール事業の現状

今回のテーマの中心は、WEBサイトにあるスクールページの情報充実です。現状、スクールページに対して注力できておらず、大きな課題となっていました。そこでその状況を変えるために、カレッジ生がそのヒアリングや分析を行い、よりよくするためにどのような工夫をしたらいいかを提案をするのが今回のワークになります。ここで提案した内容をもとに、クラブ側が協議をし、実施の可能性について検討します。

始めに、1回目の講義の中でヴェルディクラブのスクール事業の現状について、お2人からお話がありました。具体的には、競技チームの紹介や現状のコミュニケーションプランなどについてです。そして、今回スクールページを充実させるにあたる目的・ゴール・目標についての共有を行い、分析・話し合いに進みました。

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カレッジ生の提案

ここからは各グループに分かれて行った分析とそれに対する提案の一部を紹介していきます。グループごとに視点が異なり、スクールページ全体について分析・提案をしたグループもあれば、特定の競技に絞って取り組んだグループもありました。

最初に紹介するのは、各グループが分析を行い、見つかった改善点についてです。提示した現状の主な改善点は以下のようなものでした。

◎改善点
・写真が少ない(あっても小さい)
→雰囲気が伝わらない
・情報(講師の情報など)が少ない
・文字の大きさや色にメリハリがなく、見にくい
・各スクールの強みが生かし切れていない
・スクールの内容がブラックボックスになっている
 →保護者に魅力が伝わらない

情報や写真が少ないことが主な改善点としてあげられ、全グループが共通して指摘した点は、スクールの魅力が伝わらない状況になっているということでした。

次に、各グループがそれに対して提案した改善案について紹介します。
改善案を提案する際には、自分たちのもつ意見だけでなく、競合となる他のスクールサイトやスクールとは関係なくとも見やすいサイトなどを閲覧し、ベンチマークとして参考にしながら取り組みました。
その中で、改善案として提案されたものは以下のようなものです。

◎改善案
・トップの選手から指導していただけるという強みを生かす
 →指導者の紹介や写真を載せる
・雰囲気が伝わりやすいように写真よりも動画を使う
・スマホでの閲覧が多いため、スマホからも見やすいデザインにする
・スクール開催場所を一目で分かるようにマップで表示する
・参加者やその親の声などを載せて情報に信憑性をもたせる

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各グループが改善案を提示しその改善案を取り入れてどんなサイトになるのかというサイトのイメージ案まで作成しました。また、グループによってはアンケートを実施して根拠とした発表や、サイトのデザインだけでなく、サイトに行き着くまでの導線についての指摘があるなど、様々な観点からの提案がありました。

フィードバック

最後に、各グループの提案内容に対する、和田さん・鷹野さんからの質問、内容に対してのフィードバックの他、カレッジ事務局の社会人の方々からのプレゼンの仕方などのフィードバックをご紹介します。

提案内容に対するフィードバックに関しては

「自分たちで気付いていながらも出来ていない部分だけでなく、自分たちも気付いていない点まで指摘してもらった。載せるべき情報、あえて載せない情報を選択する際の参考になった。」

というような意見を頂きました。今回の目的である、スクールページの拡充に向けて、実際に取り入れられるような提案が出来たと感じています。

その他にも「サイト以外でもスクールの改善すべき点も見つかったので、参考にしていきたい。」というコメントも頂き、スクール事業の強化全体にも良い取り組みが出来ました。今後もスクール事業の強化に対して、カレッジ生も協力していきたいと考えています。

発表方法に対してのフィードバックとして

全体的に良かった。プレゼンに関して、カレッジ生の成長を感じる。さらに言うならば、提案内容は良いので、もっと自信をもって発表して欲しい。」

とカレッジ事務局の社会人の方々からの感想をいただきました。このように評価していただき、自分たち自身もプレゼンや発表に関して、これまでの活動を通じて成長を感じることが出来ました。カレッジの活動も終盤に入っていますが、今回頂いたフィードバックなどを参考にして、さらに成長していきたいと考えています。

今後の展開

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ヴェルディクラブでは、事務局で構想しているWEBページの在り方に加え、今回カレッジ生が提案した内容も参考にし、スクールページの拡充を実施していきます。実際に、実現に向けた動きは始まっており、取材や撮影が生じた場合は、カレッジ生も協力していく予定です。今回はスクールページの拡充ですが、これをきっかけにさらなるスクール事業全体の強化を目指していきたいと考えています。

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