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野良猫1:SHIRO

SHIROは2016年からこの付近に住み着いた野良猫である。

私の住まいはコスと呼ばれる3階建ての建物が、ずらっと10軒連なっているその一部の3階に居候している。

そもそもSHIROは、脱走した迷い猫だったのではないかと推測する。その理由は避妊手術がすでにされていたからだ。(耳に切符が切られているのが避妊手術済みの印)そして彼女は突然やって来た。隣は美容院でスタッフの中に猫好きがいて、SHIROに日中餌を与えていた。それからほどなく美容院が休みの時や夜に私も餌をあげるようになった。

SHIROはプライドが高いが人懐っこい。そしてテリトリー意識が高くこのエリアの番長となった。SHIROは私が命名した。週に一度はブラッシングをしてあげて清潔さを保っている。

2019年にその美容院は移転して、違う美容院が入居した。新しい美容院はSHIROを嫌っているので、SHIROも空気を読んでかあまり近づかない。ますます私の住まいの前に陣を構えるようになった。私もSHIROの専用毛布を用意し、現在では野良猫と家猫のハーフのような位置付けである。

SHIROは栄養価の高いキャットフードと新鮮な水を与えられているので、全く病気もせず元気だ。通常野良猫は3年ぐらいしか生きることは出来ないといわれている。適度に人に愛され、餌の心配もなく、好きなところで過ごしている。野良猫として生きる戦略の成功例ではないだろうか。

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