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香林家と猫4匹の生活 Bijitaのコミュニケーションスキルの高さ

 Bijitaは天才的に世渡り上手である。2022年3月11日にインドネシアから我が家に到着した以来、上手に先住猫とつきあい、またSARIを支え、父と母のアイドル的立ち位置を確立している。
 
 そもそも、Bijitaは2021年9月に、野良猫が5匹産んだ中の1匹で、内訳は4匹メス猫でグレー系、Bijitaのみがオスで柄も違うブラックスワンであった。加えて未熟猫で一際小さく、母のお乳も他の子猫たちに負けてしまい、ほとんど飲むことができず、ひ弱な子猫だった。その猫は地域猫で、親切に近所の人が段ボールを用意して、出産の場所を作ってあげて子猫を産んだ。私は出産の知らせを聞き、SNSへ投稿したところ2匹欲しいとメッセージが来たので、母猫と子猫全員を家の倉庫で保護したのだ。4匹は無事里親が見つかり渡して、母親猫は避妊手術をさせて野良猫に戻した。そしてBijitaは成長もしないから、いずれ死ぬだろうと思い最後まで看取ろうと家に置いておいた。

生まれて約1ヶ月のBJITA右から2番目

 私の部屋にはすでに、Fuku, Miki, Sariがいて、Bijitaが加わった。最初の名前はチビタだったが、お手伝いさんがCHIBITAと言えずBIJITAというものだから、Bijitaとなった。この4匹の生活は約2ヶ月半ほどで、すぐにFukuとMikiは日本へ行くこととなる。残されたSariとBijitaの2匹生活が始まったのだ。お手伝いさんがホスピタリティある人で、Bijitaを可愛がったおかげで、だんだんとBijitaはご飯を食べるようになり、少しずつ元気になっていった。いつのまにやら、BijitaとSariは腹心の友となっていた。

手前Bijitaと後ろSari

  Bijitaは野良猫歴がないからか、自分が弱いと肯定しているからか、諍いが嫌いである。そっと懐に入ってくるような感じで、いつのまにか馴染んでいる。Sariへちょっかいを出し彼女にパンチをくらっているが、こりもせず毎日同じようにSariへの挨拶はかかさない。

 Bijitaの平和的な性格のおかげで、Fuku もMikiもBijitaを可愛がっている。想像以上にこの4匹の関係はうまく保たれているのだ。To be continued .


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