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【DAOを立ち上げてみた】 #11 里山再生〜まずは竹林の現場から〜

しずおかBamboo Tour


5月末に静岡市主催の竹(バンブー)ツアーに参加してきましたので、その様子をレポートしたいと思います。

※日付が4月になっていますが、雨で延期になり5月末の開催となりました。

※ちなみに今回のトップ画像は、「美しく整備されている竹林」でAIから出力されたものです。理想的な竹林・・・

静岡市は、放任竹林が広がっている現状と、
過去の災害から放任竹林がリスク(課題)であることを認識し、
解消(解決)に向け様々な取り組みを行なっている自治体です。

竹の伐採体験に向かう車内から撮影した写真です。明るい緑は全て竹です。山の半分以上が竹に置き換わっていることがわかり、事態の深刻さが伺えます。

今回のバンブーツアーでは、実際の課題を体験し、
解決に向け取り組んでいる方とのディスカッションや、
地元企業との交流会、静岡市が実証実験しているところなどを見て回りました。

ツアーアクティビティ①-竹の伐採


地元の梅ヶ谷環境保全会が管理している竹林で、伐採作業を体験しました。
切り出した竹の活用として、竹炭や靴べらなどを作られています。
また、近くで採れたイノシシや鹿をランチに提供いただいたり、
うなぎの大五通商さんが作る、竹のおこわをいただいたりしました。

保全会の皆さんから沢山のパワーをもらいました。

保全会の皆さんが、日々整備に取り組んでいるおかげで、足場もしっかりしたところでの伐採体験となりましたが、お話を伺ったり、いただいた資料を読むと、元々はみかんやお茶の栽培をしている場所でしたが、高齢化などで徐々に耕作放棄地となり、30年から40年で現在の竹藪になってしまったとのことでした。

ツアーアクティビティ②-課題に取り組んでいる事業者とのディスカッション


ランチ後は、市内のコクリエーションスペースにて、
漬物事業をしている季咲亭の小泉代表に、竹課題の解消に向けた取り組みをご紹介いただきました。
具体的には、社長自ら竹林に入り、若いタケノコ(若竹)を切り出してメンマにする事業で、孤軍奮闘されておられます。

ツアーアクティビティ③-地元企業との交流会


続いて、静岡鉄道さんが運営するコワーキングスペース/シェアオフィス「=ODEN」地元企業との交流会に参加しました。
静岡鉄道、静岡ガス、静岡銀行、レガロニコさんとお互いの事業と静岡の課題についてディスカッションしました。

ツアーアクティビティ④-トライアルパーク蒲原(かんばら)での静岡市の取り組み


最後に、参加者同士の懇親会の場として、トライアルパーク蒲原にてBBQをしました。
トライアルパークの道には、破砕された竹がコンクリートに練り込まれています。
実際に破砕された竹をみることができ、様々な取り組みをしているのがわかります。

竹を破砕したものが入った道
トライアルパークの取り組み、新しいと感じました。

最後に。。。


今回は、竹林の課題を体験し、話を伺い、地元の企業とつながったことで、
解決に向けた取り組みを前に進める素地ができたのではないかと考えています。今後どのように関わっていくのか、どういう関わりが可能なのかを、今回つながった方々と一緒にディスカッションできれば解決への道筋が見えてきそうです。
ただ、ここに記しても進むわけではないので、まずは竹の課題解決Discordを展開して、継続的に話ができるデジタルコミュニティを作ろうと考えています。NFTを発行したり、DAOで持続可能なコミュニティ形成をしていきましょう!

静岡市役所の皆さん、企画していただき、ありがとうございました!


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