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Inclusive Design

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インクルーシブデザインを用いたソーシャルデザインチームCollableのメンバーが、Inclusive Design の視点から様々なことについて紹介します。 (Inclusiv…
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#NPO

公平を目指せば、理解も受容もいらなくなるかもしれない

*この記事は連続インタビューの第4回です。 みんなちがってみんないい、んだっけ? 第1回 「障害があるから」で生まれる歪な関係 第2回 障害受容とコミュニケーション 第3回 技術の進歩と「障害」の変化 第4回 公平を目指せば、理解も受容もいらなくなるかもしれない 第1回、第2回は関係性とコミュニケーションについて、第3回は「障害が障害じゃなくなる」という未来について考えてみました。 連続インタビューラストとなる今回は、「生きづらい」と感じている人はどうやって「生き

障害理解とは「何を・誰を」理解するのか。

NPO法人Collalble(コラブル)です。 Collalbleは、インクルーシブデザインをキーワードに活動しています。 インクルーシブデザイン 障害のある人や高齢者、小さな子どもなど、これまでデザインのメインターゲットにされてこなかった人々を、積極的にデザインプロセスに巻き込む手法です。 小学校で出張授業をしたり、企業の商品開発にご一緒させていただいたり、毎月19日にミートアップイベントを通してインクルーシブデザインの普及活動を行っています。 今回は「障害理解のその

赤ちゃんの「協力者」としての振る舞い

NPO法人Collalble(コラブル)のくりのです。 Collableはインクルーシブデザインをキーワードに活動しています。 【 インクルーシブデザイン 】障害のある人や高齢者、小さなこどもなど、これまでデザインのメインターゲットにされてこなかった人々を、積極的にデザインプロセスに巻き込む手法です。 小学校で出張授業をしたり、企業の商品開発をご一緒したり、毎月19日はミートアップイベントを通じて、インクルーシブデザインの普及活動をしています。 そんなことをしてい

大人が行う、こどもたちの行動への価値づけ 〜 小学校でのワークショップNo.4 〜

NPO法人Collable(コラブル)のくりのです。 小学校でのワークショップシリーズも今回でラスト!みなさん今まで読んでくださり、ありがとうございました! No.1 「こどもたちの関係性を覗き込む」   (大人から見たワークショップの価値について) No.2「こども自身が自らの参加の仕方を探る 」   (こどもの変化について) No.3 「学校という枠の難しさ」   (日常へのワークショップの限界について) No.4「大人が行う、こどもたちの行動への価値づけ」

学校という枠での難しさ 〜 小学校でのワークショップNo.3 〜

NPO法人Collable(コラブル)のくりのです。 連続投稿も折り返しになってきました。もう少し頑張ります! No.1 「こどもたちの関係性を覗き込む」   (大人から見たワークショップの価値について No.2「こども自身が自らの参加の仕方を探る 」   (こどもの変化について) No.3学校という枠の難しさ」   (日常へのワークショップの限界について) No.4「大人が行う、こどもたちの行動への価値づけ」   (関わる大人の価値付けの変化について)

こども自身が自らの参加の仕方を探る 〜 小学校でのワークショップNo.2 〜

NPO法人Collable(コラブル)のくりのです。 前回に引き続き、会報誌に載せきれなかった演劇家の柏木さんへのインタビューを載せていきます。今回はこどもたちの変化について深めていきます! No.1 「こどもたちの関係性を覗き込む」  (大人から見たワークショップの価値について) No.2「こども自身が自らの参加の仕方を探る 」  (こどもの変化について) No.3 「学校という枠の難しさ」  (日常へのワークショップの限界について) No.4「大人が行う、こども

こどもたちの関係性を覗き込む 〜 小学校でのワークショップNo.1 〜

NPO法人Collable(コラブル)のくりのです。 Collableでは代表の山田とゲストが対談形式で「インクルーシブデザイン」について語る会報誌TUNE(チューン)を発行しています。(会報誌はマンスリーサポーターのみなさまにお配りしています。詳しくはこちら) 【 インクルーシブデザイン 】障害のある人や高齢者、ちいさなこどもなど、これまでデザインのメインターゲットにされてこなかった人々を、ワークショップ形式で積極的にデザインプロセスに巻き込む手法です。 前号で

ゲストとトークして、会報誌を届ける、変わった非営利活動の挑戦をはじめます。

山田小百合(@salily1214)です。Collable(コラブル)というNPO法人の代表をしています。 昨日から、Collableとしての新しい試みをはじめました。その名も、Talk Studio [mix]という、ライブ型トーク&ラーニングイベントです。 このイベントは、四半期ごとに異分野もしくは類似領域のプロフェッショナル(ワークショップデザイナー、研究者、起業家など)との対話を通じて、次世代の多様性あるコミュニティづくりのアップデートをしていくための学びの場です

オリジナルのファシリテーションのつくりかた

NPO法人Collable(コラブル)のくりのです。 Collableでは代表の山田とゲストが対談形式で「インクルーシブデザイン」について語る会報誌TUNE(チューン)を発行しています。(会報誌はマンスリーサポーターのみなさまにお配りしています。詳しくはこちら) 【 インクルーシブデザイン 】障害のある人や高齢者、ちいさなこどもなど、これまでデザインのメインターゲットにされてこなかった人々を、ワークショップ形式で積極的にデザインプロセスに巻き込む手法です。 ▲T

活動報告:インクルーシブデザインで紙文具のアップデートを考える

19日はインクルーシブデザインの日! 8月は週末ということで特別企画で実施しました。 先日もお世話になった、株式会社マルマンの会場で。 今回のテーマは「紙文具」のインクルーシブデザインです。 19日にとにかく毎月開催しながら、継続的な活動に取り組むことを意識してきたのですが、どうしても平日開催が多くなりがちでした。 8月は念願の週末! ということで、時間もいつもよりしっかりとりながら活動できました。とっても嬉しい‥! また、素敵なマルマンショールームをまたお借りし、かつ様

Collable周年祭に参加して改め感じた、インクルーシブデザインの重要性【後編】

寄稿していただいた周年祭イベントレポートを連続で載せていきます! 今回はイベントの後半「おとなと多様性」についてです! 前編はこちら、中編はこちらから! ************ 目次 1.Collableさんについて  2.インクルーシブデザインとは 3.今回のイベントについて  └概要 └タイムスケジュール別レポート  17:00 開場、受付スタート  17:30 オープニングトーク  18:15 スペシャルトーク session.1  「こどもと多様性:学校でつくる

自分を置いてけぼりにしない「多様性」のこと

初めましての方も、いつも応援してくださっている方も、改めましてよろしくお願いします、NPO法人Collable(コラブル)です。 6月2日、Collableの5周年のタイミングに、これまでとこれからのお話をみなさんと共有できたら‥と思い開催した周年祭。Collableの次なる5年、10年に向けて仕掛けたいことをたくさんご紹介させていただきました。(お写真はその時の様子です)そしてそのタイミングでCollableの公式note(ブログ)も開設しました! 突然ですが、「多様性

CSRとブランディングの関係性について〜会社でCSRを推進して気づいた3つのこと〜

今年も残すところわずかですね! 今年の仕事について緩く振り返りをしているのですが、今回は2017年に力を入れて取り組んできたCSRについてまとめたいと思います。 今年の4月から正式に会社のCSRを推進する担当になりました。 予想外に学びが多く、本当に楽しく活動ができたので、その中での気づきや学びを共有できればと思っています。 CSR担当の方、企業で働きながらNPOに関わる、社会課題解決に興味があるといった方にご参考になれば幸いです。 ※サムネイル画像は、CSRプロジ