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不動産のAI査定サービス「HowMa」誕生のきっかけは、「通勤地獄」

こんにちは。コラビット広報担当のおかです。

はじめましての方が多いと思うので、この記事では、

エンジニアである代表取締役の浅海が、
なぜ不動産のAI査定サービス『HowMa』を開発したのか。
そして「不動産業界の闇」に挑む理由についてお伝えします。

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天命と思える仕事がしたい

浅海のファーストキャリアは金融系のSE。構想からローンチまで6年もかかるスピード感に絶望し、入社4年目に、関わっていたプロジェクトが終わったのを機に退社しました。

友人と葬儀のオンラインオーダーメイドサービスを始めるも失敗。その後、約1年で10種ほどのビジネスを始めるもピンとこず・・・。
企業のWebサイトの運営をして食いつなぎました。

2008-06_3のコピー

↑若かりし頃の浅海

「自社でHPの修正ができる方がいい!」
そう考え、誰でもWebサイトを更新できるCMS(コンテンツマネージメントシステム)を開発。運営、営業、カスタマーサポートまで、浅海一人でこなしました。

3〜4年で、年間数千万円の売上を立てるまでに成長するも、どうしてもこの仕事を「天命」とは思えませんでした。

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自分の人生を、命を費やすことのできるものをいつも探していました。

そんなある日、知人から、映画のシェアリングサービス「ドリパス」のシステム開発の依頼を受けました。

「納期は、2週間。予算は50万円しかない。」

浅海は、
「無茶言うなあ・・・。」
そう思いつつも、引き受けることにしました。
メンバーたちの人柄に惹かれたのです。

「ドリパス」には、メンバーやお客さんたちの「熱意」がいつも集まっていました。

天命を探していた浅海は、安定して収益を出していたHP修正ツールの事業を譲渡し、「ドリパス」を運営する会社にジョインすることに決めました。

ヤフーに転職。家に縛られ、通勤時間は1時間から4時間に

「天命と思えるものに出会えるかもしれない。」

期待とともにジョインして半年後、
なんと、「ドリパス」がヤフーに買収されることになりました。

サービス運営のため、浅海とメンバーは、ヤフーに入社することに。

当時、浅海は横浜に新築の戸建を購入したばかり。
往復1時間だった通勤時間は4時間に増えました。

「中古の戸建は売れない」「戸建は買った瞬間に価値が下がる」
そんな噂の真偽を確かめたくても、不動産会社には相談できませんでした。

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相談したらたたみかけられそうだし、不動産会社には、怖いイメージしかなかったからです。
売ると決めたわけでもないので、査定なんか頼めない。そうも思いました。

引っ越しもできず、毎日4時間かけ、自宅と会社を往復しました。

毎日くたくた。
ここだけの話、夫婦仲も最悪な状態。。。

家を売りやすい仕組みがあれば中古物件ももっと流通するはず

「ドリパス」買収に関わるロックアップ(サービスの運営・保守のため退職できない)期間を終えたタイミングで、ヤフーを退社しました。

「ドリパス」で出会った岡崎(現コラビット取締役COO)とともに起業するためです。彼は、一緒に仕事をしたメンバーの中で、突出して優秀でした。

浅海自身が家に縛られていた経験から、
「家を売りやすい仕組みがあれば中古物件ももっと流通するはず」
と考え、ITを活用した不動産事業を行うことにしました。

「自分の家の価格が知りたいから、まずはAI査定システムを作ろう!」
と、不動産のAI査定サービス「HowMa」の開発がスタートしました。

「ないなら作ればいい。」
なんともエンジニアらしい考え方です。

開発したAI査定サービスを活用し、自宅を売却

2015年8月5日、不動産のAI査定サービス「HowMa」が誕生しました。

ちなみに、岡崎の第一子の誕生日です。
「せっかくだから記念日合わせようよ!」と、大急ぎで開発を進めて、なんとか、同日にローンチできました。

サービスローンチ後から、利用者は少しづつ増え、バージョンアップを重ねました。


そして2017年、ついに浅海自身も自宅の売却をすることができました。

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不動産業界の不正の話を聞いていたので、浅海は1社だけに売却を依頼するのではなく、複数社に売却を依頼しました。

「HowMa」で出た査定額と10万円の差です。

自身が売主の立場に立ったことで、
「客だけが損をする」「嘘をついてナンボ」
そんな不動産業界の悪しき慣習に憤りを感じました。

「ITの力で、不動産業界の闇と戦う」

そう決意し、2018年、「HowMaスマート不動産売却(現HowMaオンライン売却)」のサービスを開始。

最大6社が同時に物件の売却活動をするため、不正が起こりにくいのです。

不動産会社とのやりとりや契約締結など、家の売却に必要なステップのほとんどが、スマホで完結できるので、売主の手間もかなり軽減されます。

サービス開始から約3年。
利用者からは、「HowMaがなければ売れなかったと思う」「中立的な立場の人に相談できてよかった」「無料だし、使わない理由がない」など、お声をいただいています。

そして、コラビットの理念や、想いに共感し、
大手エンタメ系サービスの開発者や元大手不動産会社の営業マンなど、様々な分野のプロフェッショナルが集まりました。

技術の力と、最高の仲間で、
最高の売買体験を提供していきたいと考えています。

集合写真


ちなみに、

浅海は、ようやく「天命」に出会うことができました。

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