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【みんなの不動産売買006】妊娠中の県をまたぐ引っ越しには注意!教育費や行政の子育て支援に差

不動産を買ったことがある人、売ったことがある人にインタビューをして、絶対知っておくべきことや失敗談など、リアルなエピソードを紹介する本シリーズ。

vol. 6はVol.4で登場したF.K.さん夫妻の物件購入エピソードをご紹介します。
2軒目の物件を購入するに至った経緯や2軒目だからこその観点、住み替えを経験したからこそのアドバイスなどを伺いました。

■F.K.さん
家族構成:夫婦と子供1人
職業:会社員
所有物件:自宅
エリア:横浜市
間取り:3LDK、約80平米
価格:6000万円台

ーーなぜ2軒目の物件を購入されたんですか?
当時住んでいた物件自体には特に不満はなく、自分たちの生活の変化が1番の理由です。
夫がリモートワーク中心になり仕事環境を整えたかったことと、妊娠をきっかけにもっと広い家への住み替えを考え、今回の購入に至りました。

ーー物件はすぐに決まりましたか?
当初、東京オリンピックの選手村跡地にできるマンション群を友人に紹介され、一度は契約してローン審査まで話が進んでいました。夫は晴海で住むイメージもついていたようですが、私は湾岸エリアに住むイメージがどうしてもつかず迷いがあり・・・
また、子どもを考えていたこともあり、実家のある横浜エリアにより近い場所が良いなと思っていました。家族で住む家なので、二人がきちんと納得して住めるところにしようと夫と話し、でもう少し物件を見てみようということでまた相談カウンターに駆け込みました。

ーー最終的に今の物件に決めた理由はなんだったのでしょうか?
一番の決め手は実家と勤務先の中間エリアだったことです。
また、新築マンションだったのですが、外観が格好よかったことも大きかったです。「家に帰ってくるときにウキウキしたい」という夫の思いもあり、外観は物件探しで重視するポイントかもしれないです。
晴海の物件は、正直外観もあまり好みではなく、どちらの物件にするか二人で意見が一致しました。

ーー新築マンションならではの注意点などはあるのでしょうか?
新築マンションの場合、建設中に契約をするので、実際に住めるまで1年くらいかかります。納得して契約したものの、その1年の間に不安な気持ちになることはありました。
ハザードマップを見てみると多少リスクのあるエリアだったり、横浜市の子育て情報に不安があったり・・・。

ーー実際の住みごこちはいかがですか?
特に子育てに関しては、想像以上に厳しい面がありました。待機児童がものすごく多かったり、保育料が都内に比べて3倍近くかかる、というのは住み始めてから知ったことでした。
また大通りに近いので毎日救急車や爆音のバイクが通ったりします。以前の物件は大通りに面していなかったので、物件探しの際に大通りに面しているかということがそもそも観点に入っていませんでした。

ーー1軒目と2軒目で、物件探しに違いはありましたか?
物件の資産価値に対する意識や知識は格段に上がりました。
1軒目はタイミングがよく、たまたま購入時と同じくらいの金額で売却ができたのですが、今回は最初から住み替えを前提として探したので、売却のしやすさも意識していました。

ーー具体的にはどんなポイントに注意したのでしょうか?
一番重視したのは立地です。人口も増えているエリアなので、資産価値が上がることはあっても下がることはないと思いました。
また今後も生活環境の変化に合わせて住み替えを考えています。具体的にいつと決めているわけではありませんが、最大でも10年、おそらく子供が小学校に入るタイミングあたりで一度考えるかなと思います。
今回住み替えを経験して、昔のように物件を購入したらずっと住む、という形ではなく、生活の変化に合わせて住む場所を変える暮らし方も少しずつ当たり前になってきているのかなと感じました。

ーー最後に、物件探しをする上での注意点があれば教えてください
妊娠中の方は、物件購入のタイミングはよく考えた方が良いと思います。引っ越す際に県をまたぐと、行政のサポート内容が違ったりするので、補償がなくなったり減ったりする可能性があります。家族が増える予定があり住み替えを考えている人は事前に調べておくと良いかもしれません。
5年後、10年後の生活、家族構成や働き方などをしっかりとシミュレーションすることが大事だと思います。

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※写真はイメージです。

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