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ぶっちゃけ、育休取得するときの事務手続きってどんだけ面倒なの?

こんにちは。Co-Liftのミドリです。


今回は育休シリーズ第3弾。シリーズにしたつもりはないけど、いつの間にかコンテンツ増えてシリーズになっちゃったシリーズ。


第1弾 育休を取った男性社員のインタビュー

第2弾 男性育休を取得しやすい環境についての考察


に引き続いて、今回は


ぶっちゃけ、育休取得するときの事務手続きってどんだけ面倒なの?


をお送りしたいと思います。


私自身、前の職場において2回の産休育休を取得しているんですが、お休みをするに当たって、裏側でどのような事務作業が行われているかは全く知らなかったなーと思い、Co-Liftのバックオフィス業務全般をやっているエリさん、アケリさんにインタビューさせて貰いました。


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Co-LiftとBasalを下支えしてくれているエリさんとアケリさん
(2人とも、サダカネのロクでもない嘘に騙されるピュアな存在)


ちなみにエリさんは、ご自身も直近で産休育休を取得。今年の7月に復職しています。エリさんの産休育休に伴い、後任としてCo-Liftに入ってくれたのがアケリさんです。


クッソ面倒な事務手続き


ーーーCo-LiftやBasalの事務手続きを一挙に引き受けてくださっているお二人。いつもきめ細やかな配慮で、抜け漏れなく人事関連や福利厚生の手続きをしてくださっている訳ですが、そんなお二人でも、育休関連の手続きはクッソ面倒だったとお聞きしています。何がそんなに大変だったんでしょう?


アケリ「はい。ぶっちゃけクッソ面倒でしたね。実は、我々2人とも、元々前職でバックオフィス業務をやっていたわけではなかったので、そもそも育休関連手続きが初めてだったというのもあります」

エリ「私は自分自身が産休育休を取得したことはあるのですが、会社側としての事務手続きを行なったのは、マーティの育休取得が初めてでした」


ーーー具体的にはどのような手続きが必要なのですか?

アケリ「まずは社会保険料の免除に関する手続き。健康保険とか厚生年金が該当します。これは年金事務所とのやりとりになります。

次に、育休手当の申請。育休中は、それまでの給与に応じて一定数の手当が出るので、ハローワークにその申請を行う必要があります」

エリ「ハローワークの手続きは面倒ですね。かなり細かく書類を書かないとダメなんですよ」

アケリ「元々のお給料に応じて手当が計算されるので、賃金台帳を提出する必要があります。また、出勤簿も提出しなくてはなりません」


ーーーえっ。賃金台帳はなんとなく想像がつきましたが、出勤簿まで提出しなくてはならないんですか。

アケリ「そうなんです。しかも、書類のフォーマットが分かりづらくって!

エリ「基本、うちの会社はリモートワークじゃないですか。電子申請しても、確認の電話は会社の電話に入るので、会社にいる誰か(大抵は経営陣2人のどちらか)に電話を取ってもらって、取り次いで、そこから修正して・・・みたいなやり取りを何回もやりました」


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マスだらけ!やっぴーーー!



ーーー書類をリモート提出OKにしても、電話が会社に入ってきてたら意味ないですね(笑)他にはどのような手続きが?

アケリ「出産一時金の受け取りに関する書類は、さらに出産院のサインが必要だったりするので、面倒な手続きが増えますよね」

エリ「出産直後で頭もよく回ってない中で、病院に書類を持っていってサインを貰うって、なかなかの所業ですよね(笑)自分が病院にサインを貰った時のこと、覚えていないですもん」

アケリ「あとは、会社の福利厚生として401Kも実施しているので、休職期間中の拠出金停止の手続きも必要でした」

エリ「いずれの手続きも、育休終了時には終了の連絡を入れる必要があるので、それらも忘れずに行う必要があります」


ーーーかなり沢山の手続きが必要であることは理解できました。中でも一番大変だったのは何ですか?

アケリ「そもそも、私もエリさんも、初めて育休関連の手続きを行なったので、何をどのタイミングでやれば良いのか、全く分からない状態でのスタートでした。なので、必要な手続きの全貌を把握すること自体が、とても大変でしたね。ただ私は、前任であるエリさんが産休に入るまでに資料をそろえて、手引きをまとめてくれていたので、かなり助かりました」



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時系列をわかりやすくするために、上図を作成してみたんですが、、、



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「・・・エリ!復職直後からめっちゃ働いとる!」って思った。






気持ち的にはこんな感じ。

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「ごん、お前だったのか・・・
いつも滞りなく書類を出してくれていたのは・・・」




そう。



育休手続きに限らずですが、常にバックオフィスはこのように従業員が働きやすいように環境を整えてくれています。


人事労務関連や領収書など、いつも何気なく手続きしてもらっていますが、こうして改めて話を伺うことで、その大変さが身に染みて分かりました。

ちなみに私は非常に大雑把な性格なので、バックオフィスには向いていません。だからこそ、余計に「バックオフィスできる人はすごいなー」と思います。




さて、


ちょっと話の毛色が変わりますが、


冒頭でも話したように、エリさんはご自身も第二子の出産で産休育休を取得しています。


せっかくなので、第二子の産休育休についても話を伺うことにしましょう。


第一子の時と何が違った? - 女性育休の場合


ーーー今回、第二子のご出産でしたね。どのくらいお休みされてたんですか?

エリ「今回、産休を含めて8ヶ月半のお休みをいただきました。1人目の産休/育休は1年2ヶ月取っていたので、それと比べると短いですね」


ーーー産休を含めて8ヶ月ってなかなか短いですね。大変ではなかったですか?上のお子さんはおいくつでしたっけ?

エリ「上の子は1歳半なので年子になります。ただ、学年は2学年差ですね。

元々働くのが好きなようで、8ヶ月半で復職することは全く苦ではありませんでした。特に、Co-Liftで働いていて嫌だと思ったことは一度もありません


ーーーなんとお手本のような一言。社員の鑑じゃないですか。

エリ「下の子は夜泣きも少なくて育てやすい子だったので、もっと早く復職したかったんですが、保育園に入れませんでした。そのため、4月から9月までは半育休制度を利用して働いていました。

半育休制度では、育休手当が減らない範囲内でアルバイトができるんですよ」


半育休制度とは?


ここで少しだけ半育休制度について確認しましょう。
私もエリさんに聞くまで、この制度を全く知りませんでした。


半育休とは、育児休業の期間中に一時的・臨時的に働いて収入を得られる制度です。

これまで、育休期間中に10日を超える就業をした場合、育児給付金が貰えなくなってしまったのですが、2014年の法改正により、11日を超える就業をした場合でも、就業していると認められる時間が80時間以下のときは、育児休業給付が支給されることになりました。(育児給付金には上限あり)

これにより、育休して給付金を受給しながらも、臨時的に働いて収入を得ることが可能となりました。

エリさんのように、「早く復職したい」「本格的な復職に備えて、少しずつ仕事に慣れておきたい」といったニーズにも対応できます。


詳しくはこちら↓をご参照ください。



ーーー半育休制度なら、いきなり復職するよりも心の準備ができて良いですね!

エリ「そうなんです。それでも仕事に慣れるまでは結構苦労しましたね。仕事のメール1通送るのも不安に感じるレベルで頭が回っていなかったです」



「アババババーーー!!いい子でちゅねーーー!」から
「お世話になっております」のギャップたるや



ーーー今回はお二人目の産休/育休ということでしたが、1人目の時と比べていかがでしたか?

エリ「上の子がまだ小さいこともあり、大変でしたね・・・。しかも、出産直前のゆっくりできる期間に、ちょうどコロナで保育園が休園となってしまい、上の子が常に家にいる状態だったので、非常に大変でした」


ーーー産休に入ってから、出産までの期間が一番楽しいのに!!!!

エリ「そうなんですよーー。だから、やりたいと思ってたことがほとんど出来ないまま、出産となってしまいました」


ーーー心中お察しします。旦那さんとの育児分担はいかがでしたか?

エリ「コロナの影響により、旦那もリモートワークで家にいたので上の子の保育園送り迎えはやってくれました。また、2人目の時はつわりがひどく、ご飯の準備も出来なかったのですが、それを機に旦那も作ってくれるようになりました。今でもたまにご飯を作ってくれます」





まとめ


さて。


今回は、産休育休取得に係る事務手続きの裏側について、アケリさんとエリさんに話を伺いました。

エリさんからは、半育休制度の話も伺うことができました。

半育休制度については、いきなり職場復帰することへの地ならし的には、まじでいいんじゃないかなーと個人的に思いました。


第3回に分けて、色々と産休育休制度について書いてきたわけですが、

やはり思うのは


子供は社会で育てるものだということ。


自分自身も産休/育休を取得した経験がありますが、経営者の想いだったり、バックオフィスの手続きの煩雑さなどを知って、これだけ多くの方にサポートしてもらいながら子供を育てているんだなと実感しました。







今日、いい締めしたな。





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