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colibri 再出発します。

あんなに暑かった長い夏を経て、朝晩冷え込みすら感じる陽氣と共に、美千代のことを思い出してメッセージ続々いただいています。

colibriユーザーでは、よくある話。
私の商品を『美千代』と呼ぶんだそう。
レギンス片手に「あれー、これどっちの美千代だっけ?」とか
「美千代しとけば上着いらないよね」って手首ウォーマーしてくれたり。
冬が近づくと急に思い出して頂く機会が増えます。(連絡増える)
ありがたいことです。
それに引き換えcolibri・コリブリ(スペイン語でハチドリ の意味)はあんまり呼んでもらえない笑

そんな美千代(colibri) 草木染め冷えとり商品をまた販売します。

いろいろな理由があって1年前colibriを辞めたんでした。
それは自分を最優先しようと思ったらそうなっていました。 でも蓋を開けてみればたった1年、染めと離れた時間でした。

そして、その隙間の1年。 振り返ってみても色々ありすぎて、今、我ながらびっくりしてしまう。 初の飲食ミハラキッチンでの仕事がはじまり、今では刺身を捌かせてくれるオーナーのお二人には本当に感謝♡そしてずいぶん昔からの友人であり先輩のヤーマンのヘアサロンをお借りして15年ぶりにサロンワークもスタート✂︎、そして10ヶ月前から自覚した目に見えない存在たちとコンタクトをとることも日常になってきてお仕事の一つになっています。
1年前の自分もびっくりな展開が待っていました。

そんな中、すっかり存在を忘れていた染めのこと。
引き継ぎたいと言ってくれる人が現れ、この夏からすごく一生懸命染めを習得してグングン即戦力になってくれています。
私自身、今までとまた違った目線でcolibriと関わり出しました。 目の前を展開していく風景が猛スピードで変わっていく列車に乗り込んだよう。
(実際colibriのこと、飲食、サロンワーク、セッション、子育て、家のこと、、どれも中途半端にならないようにするのに必死!!)

colibriを引き継いでくれるその人と今は一緒に、そしていつかはすっぽり
お任せできるように、colibriがまた動き出します。

冷えとり草木染め商品の美千代、また身に付けてやってください!
またどうぞよろしくお願いします。


この夏、タイでデング熱に冒され、今まで経験した中で1番強烈な病気体験になりました。 私は床に伏す以外チョイスはゼロ、なす術なし!とは正にこのことで。 久々の異国の地で心も体も究極に心細い中、何よりも頼りになったのは、絹のレギンスと靴下。 続く高熱、ガンガンとずっと殴られているような頭痛、掌や目の中にまで出現してきた全身の細かな湿疹、、、着替えもままならないけど、絹の心地よさにくるまれてなんとか乗り越えられた。

実は絹への疑問が湧き上がっていたのがその数週間前。
タイに行く前に、お蚕様を子供たちが家で飼っていた。 それはたまごの紙パックひとつ分で、数匹のお蚕様が繭を作り出していた。 その繭から数日してお蚕様が続々と羽化してきた。 見ていると、交尾をして何も食べずにただひたすらすごい数の卵を生んでいる。そして死んでいくのだ。改めて目の前で お蚕様は繭を人間のために提供するために存在していることを知らされる。
絹製品になる繭の中にはもちろん命はあるけど、そのまま高温のお湯で煮ながら繭は生糸になる。 今までわかっていたけれど、なんとなく見てみぬふりをしてきた部分だった。
目の前で孵化してすぐ死んでいったお蚕様を見て改めて色々思った。 私の生まれた時からもう絹は世の中に溢れていた。 でも、私は絹の商品を販売するから、私が広めれば広めるほどお蚕様からすると、ありえないことをしている。
でも、 でも本当に体が悲鳴をあげているときに、まるで治療のように寄り添ってくれたのは絹で。 私の人生にはどうしても絹が必要だと思った。 わがままでもそう思ってしまった。 それだけ頼もしさに打たれてしまった。 だからこそ今まで以上に大切に使おうと思っているし、 そういう方に届けたいと思っています。

私の商品はある意味では薬だと私は思っています。 薬効成分の草木染めをしたものを地肌に身につけて、 絹特有の排毒作用や、夏は涼しくて冬は暖かい快適さを感じてもらえるようにしています。
楽活染という手法で染めていますが、目に見えないけれどエネルギーを注ぎ込んで製品にしてるから、もちろん良い波動を取り込んでもいただけます。今までもそう思ってきたけれど、 なんだかもっとそう思うようになっています。
お蚕様の命をもらってもやっぱり身に付けたくなるような、そんな贅沢を今後もお届け予定でいます。


やっぱり長くなってしまったけれど、ここまで読んでくれた方ありがとうございます。


新たな気持ちで再出発です。
今後もより心地よい製品づくりに励んでいきます。
どうぞよろしくお願いします。

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