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パステル・デ・ナタ

パリに来てから何故かブラジル・ポルトガル系の方にお世話になる機会が多くて、彼らのコミュニティに時々お邪魔する。
その時に知ったのが、ポルトガルのエッグタルト「パステル・デ・ナタ」。
卵たっぷりの濃厚なカスタードクリームがパイにのせられて、こんがり焼かれている。
普通のパティスリーでも見かけるのだけれど、今日は友達にパステル・デ・ナタのとても美味しいお店を教えてもらった。
マレ地区にあるCOMME À LISBONNE。

その日、長い散歩をしてマレ地区にファラフェルを食べに行ったのだがちょうどYom Kippour(ユダヤ教の祝日のひとつ。その日は飲食や入浴などが禁じられているそう)の日で、どのお店も休み。
お腹を空かせながら歩いていると友人が「おやつをひとつ買っていい?」と言い、立ち寄ったのがこのお店。
彼女も友達に教えてもらったのだって。

パステル・デ・ナタのほかほかの包を持ちつつ(だってこれはおやつなので)主食を探しに行く。ファラフェルはどのお店も閉まっているので、ポンピドゥー近くのレバノンサンドイッチのお店へ。
茄子やオリーブ、フムス、ヨーグルトソース、たっぷりのレタスが目の前で焼かれたピタパンに包まれて渡される。
ヨーグルトソースの酸味とミントの葉の香りが爽やか…。
ピタパンがクレープみたいに柔らかで、かりかりのピタよりも好きかも。

リボリ通り沿いにあるサン・ジャック塔のある小さな公園(←あんまり素敵じゃない)でのんびりしながらパステル・デ・ナタを食べました。
クリームが濃厚で、パイがきちっと詰まっていながらぱりぱり軽くて、幸せになった。
ひとつ2€と少し高いけれど、お呼ばれのときのお土産にいいかも。
お家で食べる時にはほんのりあたためるとなお美味しい。

COMME À LISBONNE
住所:37 RUE DU ROI DE SICILE, 75004 PARIS
最寄り駅:Hôtel de Ville①⑪かSaint-Paul①
開店:火曜日〜日曜日 11:00 - 19:00
値段:ひとつ2€

※美味しくて大急ぎで食べちゃったので写真がなくて、表紙の写真はお借りいたしました。ありがとうございます!

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