緊急!オンラインでの授業について(4)

今日のnoteは一言で言うと、なんだかんだ言って、今から導入するならやっぱりzoomでしょ、って話です。

昨夜は、あひる@ID実践者さんが主催されたオンライン授業の情報交換会に参加しました。すでに実践されている方など色々な方がいて、私も大変参考になりました。その中で、すでにオンライン授業をやってみたけれどzoomでないシステムで、結局教師一人が話してテレビやラジオ放送みたいになってしまった・・・という方がいました。これ、正直、想定の範囲内です。

今、教育界ではzoomの評判がうなぎのぼりですが、実は、企業などでは違うシステムを使っているところも結構あります。大学などでもそうです。個人的に、これまで本当に色々なオンライン会議システムを使ってきたので、zoomに関しては割と引いて見ていることがあります。どういうことかというと、zoomは突然現れたのではなく、死屍累々の先発のシステムがあってこそ(笑)生まれたからと思っているから。そして、後発だからこそ、いいところ目をつけたなーというのが感想です。zoomの基本的な仕様は、これまでのシステムを踏襲していることが多いですが(それでもだいぶ洗練されている)、本当に画期的な機能があります。それが、ブレイクアウトルーム参加者を小さなグループの分けられるようになったことで、オンラインでできることがかなり増えたと思います。これがあれば、上記のような大人数のクラスでも

教師の講義→個別ディスカッション(ブレイクアウトルーム)→全体討論

のような授業デザインが可能です。しかし、残念なことに、他のオンライン会議システムには、この機能がない・・・。となると、教師の講義→全体討論になってしまい、なかなか面白くない感じになっちゃいますよね。全体討論だと基本発言するのは一人なので、積極的な学生ばっかりが話すことになっちゃうし、話していない学生はだれてくるし・・・。

このように、どうしてもブレイクアウトルームがないzoom以外のオンライン会議システムを使わなければいけない場合、その中でできることは何か、単なる対面授業の置き換えだけではなく、システムを生かした授業の方法を考えないとなりません。それには、単純にオンライン会議システムを使うだけでは足りず、その他のICTを組み合わせて行くことが絶対に必要となります

なので、私は別にzoomの回し者でも信奉者でもないですけど、新しくオンライン会議システムの有料版を組織として導入するなら、やっぱりzoomがいいんじゃないかと言ってしまいます(安いし)。導入に際して、「どうしてzoomなんだ!」と上の人に言われたら、このnoteを理論武装に使ってください(笑)。

それにしても、やはりzoomの株価は上がっているらしい。zoom社は、ブレイクアウトルームの特許とか取ってるのかな?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?