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差別

見た目で差別してはいけないというのは至極その通りだと思っていて、反論するつもりも全くないのですが、どこか腹にすとんと落ちない部分があります。

その理由の一つ目は、見た目による区別はダメだとして、性格や能力による区別はしてもいいのだろうかという疑問です。

見た目で区別してはいけない理由として、本人ではどうにもできないから、ということがあると理解しています。

そうすると、仮に性格や能力も本人ではどうにもできないのであれば、性格や能力によって区別するのもダメなこととなりそうです。
そして、性格や能力は、遺伝的要因や環境的要因によって結構大きく左右される気がします。

もちろん、性格や能力は、努力で何とかなる部分もあるのでしょうが、見た目も整形やら化粧やら努力で何とかなる部分がありますからね。

つまり、見た目による場合と、性格や能力による場合で、どのような違いがどれほどあるのだろうかと感じるのです。

もう一つの理由は、例えば従業員採用などの場面で見た目で区別するのはダメだとして、プライベートな領域で区別するのはどうなのかということです。

プライベートな領域を含めて抜本的に意識改革しないと差別は結局なくならない気がしているのですが、プライベートな領域でも区別してはならないとすると、例えば恋愛における見た目の好みの問題はどうなるのでしょうか。

差別の問題は、考えれば考えるほど分からなくなることがあります。

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