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【ちょっと意識高いサラリーマンオススメの1冊】イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」

どうもK2カレッジです。


風も少し肌寒くなり師走の訪れを感じております。

年末は皆さんもお忙しいと思いますが、
体調に気をつけて残りの2020年も走り切りましょう!

さて、今回の本は「シン・ニホン」の著者でもある
安宅和人さんの名著『イシューからはじめよ』です。

皆さんは日々の仕事に「イシュー」を持って取り組んでいますでしょうか?

これからの時代、イシューを持って仕事をしていない人は

かなりヤバいです

残業までして仕事をしているのになかなか成果が出ない。
そんな方の多くはイシューを持って仕事をしていないからだと思います。

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是非本ノートを読んで本来やるべきことを見出し、少ない労力で大きな成果を出していただきたいです。

それでは行きましょう!

1. イシューとは何か

イシューは一般用語では「論点」、「課題」、「問題」と訳されますが、
本書でのイシューにおける私の解釈は

何を考え、論じるべきかを決めるための「テーマとなる問い」です。

仕事におけるイシュー。つまりテーマとなる問いを設定することによって、物事の方向性が定まり、無駄のない仕事が出来るということになります。

方向性

「それではイシューをとりあえず作れば良いのか?」というと必ずしもそうではありません。

イシューの質が低ければ、そのイシューを解決したところで大きな成果は得られません。これではせいぜい二流です。

質の高いイシューを先ずは設定し、その解決を行うことで仕事や生活に置いて大きな変化をもたらすことができるのです。

それでは質の高いイシューとは、一体どのようなものでしょうか?

2.質の高いイシューとは

本書で書かれている質の高いイシューの条件は次の2つです。

①白黒はっきりつけなくてはいけないこと

②常識を覆すようなこと

①の白黒はっきりつけないといけないということは、言い換えると答えがあることを指します。

例えイシューを設定したとしても、そのイシューに答えが出せないのであれば、それは質な高いイシューとは言えません。

答えが出せない典型的な例として「トロッコ問題」があると思います。

このような倫理学的なジレンマを持つような問題ではなく、ビジネスにおける白黒はっきりさせなければならない問いがイシューの大前提になります。

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②の常識を覆すイシューとは、その解によってこれまでのやり方を変え、新しい行動にシフトさせるようなものを指します。

例えばあなたが自社製品の売り上げを伸ばしたいという上司からの依頼に対して、そのために「自社製品のブランド力をあげるか否か」というイシューを立てたとします。

YESかNOの2択になるので答えを出せるという点では①を満たしてます。

そこであなたは膨大なデータや過去の事例を集め、恐らく次の答えを出すでしょう。

売り上げを伸ばすにはブランド力は上げたほうがいい。

確かに設定したイシューの答えを導きは出しましたが、これはごく当たり前のことですよね?

むしろ会社の人々は日々自社のブランド力を上げるために働いているのですから、このイシューは常識を覆すようなものではないです。
(むしろ常識です)

そのイシューによってこれからの行動を変える・変えなければならないと思わせるようなイシューこそが、質の高いイシューと言えます。

最近ですとテレワークの浸透が大きな変化ではないでしょうか?

「テレワークで仕事が上手くできるか」というイシューに対して、

①出来るか出来ないかの答えが出せる
②出来る場合、これまでの働き方が大きく変わる

といった質の高いイシューではないかと考えております。

実際蓋を開けて見ると、名だたる大企業がテレワークへの以降を表明しこれまでのオフィスで働くといった常識を覆す大きな変化が起きていると感じております。

私自身、緊急事態宣言からずっとテレワークで、働き方がCOVID19によって大きく変わったと実感しております。

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3.イシューの見つけ方

それでは質の高いイシューはどのように見つけるのでしょうか?

質の高いイシューを見つけるために重要なのは情報収集を行うことです。

しかし、筆者の安宅さんは単なる情報収拾ではなく
「一次情報に触れることに徹しろ」
と仰っております。

一次情報とは誰のフィルターも掛かっていない生の情報のことを指します。

昨今のインターネット社会は情報に溢れていますが、インターネットで出てくる情報は必ず誰かの解釈や意図が含まれています。

そのような二次、三次情報では物事の本質は見えません。

イシューを設定するということは
物事について自分なりの仮説を設定することですので、
一次情報でなければ本当の意味での自分なりの仮説の設定が出来ません。

ですから、情報収集する際には実際に現場に赴くなど、
ユーザや担当者から生の声を拾って、一次情報を入手することに徹底してください。

逆説的ですが、
今回のテレワークに関しても、経営層としては会社に出てきて当たり前と思っていたことが、現場においては
「毎日満員電車に乗りたくない」、
「家で仕事をして家事と仕事を両立させたい」
ということを一次情報とすれば、それに基づいたイシューになるのではないでしょうか?

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また、著者の安宅さんは情報の集めすぎもよくないと仰っております。

理由は情報がありすぎると人間は頭の中がパンパンになり新しい知恵を出しにくくなるからとのことです。

本書では情報収集にあたっての注意点も細かく書かれていますので、詳細が気になる方は是非実際に本を手にとって読んでみてください。

4. まとめ

今回は安宅和人さんの名著「イシューからはじめよ」について簡単に解説させていただきました。

正直内容を自分の言葉に落とし込むまで結構時間がかかってしまいました😓

それだけイシューとは奥深く、質の高いイシューを見つけてそれを解決することが難しいということを物語っているのではないかと思います。

ですが、常にその意識、イシューを持って仕事に当たる事が重要であり、自分自身の成長に繋がるものだとこの本を読んでて感じました。

皆さんも日々の仕事でイシューを意識して、大きな成果をあげるよう頑張っていきましょう!

もし本noteがタメになった方は、ぜひともスキ💛をお願い致します!

では、また次回のnoteでお会いしましょう(^^)/


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