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身体の潤い調節を|鯛のおろし煮

蝉の声から虫の声に変わり
日に日に、季節の移り変わりを感じます。


夏の暑さと紫外線で受けたダメージが
疲労として蓄積し
不調が出やすい季節の変わり目


小さなこどもに出やすい
鼻水と咳にのおはなしを

のどや鼻の粘膜は細菌やウィルスを異物としてからめとってくれる免疫の第一前線です

乾燥すると粘膜の分泌が減り異物をキャッチする能力が低下し、感染症にかかりやすくなります

咳や鼻水は、この異物を排出しようとする大切な防御反応なのです

急性の咳や鼻水、喉の痛みや腫れなどを伴う場合はたいてい乾燥が原因の感染症によるもので

もう一つの原因は、からだに溜まった余分な水分。

子供は体温が高いため、からだをひやそうとして、よく水分を摂ります、しかし
脾胃(消化器)が未熟なために水分代謝が追いつかず、どうしても滞ってしまいがちに

水っぽい鼻水がでたり長引いたりする場合は、水の停滞が原因と考えられます

乾燥と余分な水分。
相反する原因ですが、どちらにもお勧めしたいレシピを


鯛のおろし煮

鯛には余分な水を出してくれる働きがあり
おろし煮にする大根には
粘膜を潤し、咳や痰は鎮める働きがあるとされます
含まれる酵素には消炎作用があり喉の痛みや炎症にもお勧めです

酵素は生でいただくのが効果的ですが
小さなこどもに食べやすいように
さっと加熱して大根の甘みを引き出すと
食べやすくなります


鯛のおろし煮
材料

鯛      3切れ
塩      少々

大根     10cm
小ネギ               適量
焼海苔    一枚

だし汁    100cc
米酢                   小さじ1
醤油                  大さじ1
味醂                  大さじ1


作り方

❶鯛は塩少々を振ってしばらくおき、水気を拭き取る

❷大根はすりおろし、軽く水気を切っておく
ネギは小口切りにする

❸鍋にだし汁、酢、醤油、味醂を加えて
中火にかけ沸いたら鯛を加えて3分-4分煮る

❹大根おろしを加えてさっと煮たら、器に盛る
もみ海苔と小葱をのせて完成



秋は気力、体力を養う季節
身体の内側の潤いを意識して過ごしてみては如何でしょうか。


記:宮﨑瑠美

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