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【実施レポート】ブロック×SDGs~2030年の吉田町を考えよう~

2021年2月19日に「ブロック×SDGs共創ワークショップ」を実施しました。吉田中学校の2年生60人が、2030年の吉田町をレゴで作って考えることでSDGsへの理解を深めることが今回のテーマです。

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【アイスブレイク】
冬休みからSDGsについての学びを深めてきた2年生と聞いていたため、SDGsについての理解度と生徒たちが暮らす吉田町についてのイメージを私自身が知りたかったため、この3つのお題を設定。
・今の気分
・身近でみつけたSDGsなこと
・吉田町といえば

【スキルビルディング①】
お題『SDGsな生き物』
作った作品のどんなところがSDGsっぽいのか?を語ってもらいました。
SDGsのゴールに使われているアイコンをイメージして作る生徒が多かった様子です。

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【スキルビルディング②】
お題『できるだけ高いタワー』
ひたすら高さを追求してもらいました。いかに高くつみあげるかみんな真剣です。
作り終えた後に、お題を「できるだけ高いタワー」から「SDGsについて学んだあなた自身」について変更。
作る過程や出来上がった作品から「自分らしさ」や、「SDGsの目標が表れているところ」を語ってもらいました。

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【メインワーク】
お題『あなたの思う2030年の吉田町』
メインワークに入る前に動画「HOME(家)」を視聴し、地球はみんなの家であり、その中でも吉田町はふるさとであることを感じてもらいました。
その後、7分間の創作タイム。ここまでくると、生徒全員がひたすらお題に向き合っているのがとても印象的です。
語るときは、2030年の吉田町の良いところ(好きなところ)と困っているところを中心に語ってもらいました。

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ミカン畑がある、ミカンがおいしい、自然がいっぱい、魚(鯛)が取れる、若い人がいない、街灯がない、などなど。
緑色とオレンジ色のブロックを使っている生徒が多かったです。また、人型のブロックは両手を挙げているのも印象的でした。

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【作品に”自分”を加える】
2030年に吉田町を自分自身がどこから見ているか?どう関わりたいのか?を「目」のブロックを置いて語ってもらいました。
2030年に吉田町にいると思う?と問うと、ほとんど手が挙がりませんでした。そのためか、少し外側に目を置いている子が多かった様子でしたが、自分が吉田町についてどう考えてどう行動するのか、目を置くことで考えを深めていた様子でした。

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最後に5分ほど教室中を歩いて、みんなの作品を鑑賞。
「同じ吉田町なのに全然違う、色どりをみてやっぱり吉田町ってこうだよね」といった感想をいただけたことで、この時間をとって良かったなと思いました。(リアル開催ならではの良さですね)

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吉田町のイメージは「山」と「ミカン」。農家の家に育つ生徒もたくさんいました。そして、2018年に起きた西日本豪雨。吉田町に何かあったら、例え吉田町に住んでいなくても帰ります、と言った生徒さんがいました。みんな吉田町が大好きなことが本当に伝わってきた1日となりました。

【ブロックを使ったワークショップ感想】
・本当は言おうと思っていなかったような言葉が出て驚いたし、この言葉を今後に生かしたい
・「どうしたら良いか、何したら良いか」をブロックを使うことで自然と考えるようになった
・「自分にはこんなこと出来ない」が「自分にはこんなことが出来る、出来ることがある」に変わった
・ブロックで自分の考えを表すことで自分の思いを自分自身が理解できる
・1つのお題でも周りと全然違うし、自分らしさが表れる
・1つのブロックも見方を変えると何通りも使い方があり、その見方を大事にしたい
・段々ともっとこうしたいと思うようになり、時間がどんどん足りなくなっていく

【ブロック✖️SDGsについての感想】
・お題は全てSDGsに関わるものだった、と後になって気付いた
・人間の思考で世の中は変われる
・ブロックを使って作っているときに気付かなかったことが後から思いついたように、SDGsについても自分に出来ることを思いついたらすぐに実践できる人になりたい
・吉田町の良いところをブロックで作っていたら、身近なところにSDGsはあると気付いた
・SDGsについてうまく説明出来るか不安だったが、ブロックがあるとすぐに思いついた

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