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ないしょ話

"ねえ、神様。"

"何じゃね"



"ずっと私のことを見守っててくれて、
私のお願いを聞いてくれて、本当に感謝してるけど、
そばにいて、抱きしめてくれたら、もっと嬉しいのに"



"ほっほっほ。ういやつよのう。"

"もう。真剣なんだよ?"



"なぜ、そう思うんじゃ?"


"今ね、自分の人生で出来た、闇にたくさん向き合わされてて、
本当に毎日、考え事ばかりしているの。

私は人に光を与えられる存在に戻りたいから、そうやって少しずつ、
今までの観念を書き換えていってるんだけど、
それは本当に孤独な作業で、時々、とても辛くなってしまうんだ。

自分自身から逃げないって決めたから、やり通すし、
必ず達成できると、信じてはいるんだけど、
とてつもない孤独の中を歩いているようで、本当にさみしい。

神様みたいな、優しい人が実体として、そばにいてくれて
話を聞いてくれたら、どんなに癒されるだろうと思う。

これって甘えなのかな?"




"ほっほっほ。
むしろ、お前さんはもっと甘えるべきじゃのう。

あせって闇を振り払おうとする者は、逆に闇に飲まれる。
闇を抱えたままでも、わしはお前さんを愛しておるのだから、
もっと気楽に、楽しく過ごせばいいんじゃよ。"


"でも、私は人の役に立つべきで、できるはずなのに、
自分のことでいっぱいいっぱいになってるなんて情けない。

早く、神様のお手伝いができるようになりたい。
そしたら、神様も嬉しいでしょ?"



"一生懸命で、人間らしくて可愛いのう。

人やわしの役に立つべきとは、わしは思わんよ。
わしはただ、お前が生きて、色々なことを日々感じてるのを、
見ていたいだけなのじゃよ。"

"んうー。だからー、何で見てるだけなの??"



"お前さんと、わしがひとつだからじゃ。
心配せんでも大丈夫。
お前さんはすでに、わしに抱かれておるのだよ。"


"んー。むずかしい。。。"







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