note:36 こだわり卵朝食【BreakfastNotes】
……私は朝食が好きだ。食べない人もいると思うが、出来るだけ食べたい。その日一日をよりよく過ごしたいと思うからだ。
相変わらず味覚に少しハンデのある状態だが、何を食べようかと考える事はやめられなかった。少しずつよくなったり、悪くなったり変化を感じる事も悪くはない。
お昼も食べているが、朝のコレは味をキツく感じたが、昼食べたこれは美味しく食べられた。朝、食べてみようかな、など模索しながらの食事は続くが、生きるという事はこういう事かもしれないと思い受け入れられている。
食べる事は、学ぶ事も、感じる事も含まれていると思う。
以前よく食べていたが、バリエーションが増えてプライオリティが下がっていた朝食を目指した。今、思えばこんなに安く美味しいなんて考えられなかったな。
食券を買って席について、数秒だった。シンプルな卵かけご飯と海苔、浅漬け、味噌汁だけ。主菜がないことを嘆く必要はない。すべてがこの朝の主役だ。海苔に少し醤油を垂らし、卵かけご飯を巻いて食べるだけで、コクと甘味で満足出来る。肉や魚には出来ない芸当である。
浅漬けの白菜、味噌汁の油揚げとわかめがしっかりと単調な食感を、オーケストラのように厚みを出してくれる。
主役がいないなんて嘘だ。このお盆の上はみんなが主役だった。
「朝食」は「朝、人を良くする」と書く。
さて、明日は土曜日か。味覚戻ってるといいな。
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