note:76 朝さば文化干し定食【BreakfastNotes】
「朝食」は「朝、人を良くする」と書く。
私のnoteを読む時間は、基本的に朝、通勤の満員電車の中である。他SNSや、他に情報を収集、確認する必要もあり、かなり情報量が多い朝の1時間半を送る。
朝起きてメールチェック、みたいな感じで、朝食は「食物」だけでない場合の人もいるだろうと思い始めていた。食べない人もいるだろう、何か飲むだけで終わる人もいるだろう。
「朝食」が必ずしも「食物」だけではないかもしれない。
定休日ができてしまって、タイミングを伺うようになってしまったが、今日はさばが食べたいと思っていて、その念願も叶った。
少し小ぶりな尻尾の部分だが、食べやすいこともあり、こっち側が好きだ。箸でほぐすには硬い表面をどうにか破ってほぐす。肉汁がじわっと滲み出て、光を反射して眩しいくらいだった。
この肉汁が、ご飯粒の隙間隙間を縫うように浸透してゆき、咀嚼してる間に、口の中ではご飯と一体化されてゆく。少し魚臭いくらいがちょうどいい。
涼しくなれば味噌汁もうまい。そもそもこちらのお店は夏でもエアコンでしっかり涼しくしてくれて、温かいものを真夏に食べても美味しかった。
気温、季節も、朝食のうちである。
……私は朝食が好きだ。食べて美味しいのは食物だけでなく、環境や情報も含まれる。
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