ダーマ神殿的バンドマン
最近ろくに弾いていないがギター歴がおよそ三十年ある。
という段階を経て、去年V-Drumというエレドラを買った。
これまで曲を書いてきたので、ドラムが何をやってるかは知ってる。というか、曲を書こうとした時に「ドラムって何やってんだ?」という事に興味を持った。
バンドのドラマーに「そのどうやってんの?」って聞いて自分でもやってみたりしてきた。
ドラマーというのはギタリストに対して遥かに人口が少ないため、メンバー探しの時に困りがちだ。
というわけで、今後伸びそうな初級ドラマーを青田刈り出来ると幅が拡がって得である。
青田刈りしたドラマーに教えてやれるならその方がさらに得なので、ドラムの知識にアンテナが立ち続ける。
よそのバンドの出来るドラマーを引き抜きたい時にも「あそこのアレはパラディドルのアタマ抜き?しかもたまにキックが裏でうっすら鳴ってるしw芸が細かいのぉ!」などと話しかけると「うちのバンドのやつらはそんな事にはまるで気付かないどころか、それを聞いても多分なんの事やらまるで分からんでごわすよ!」と、引き抜かれたい九州のニオイをさせ始めたりするので得である。
ドラマーというのは一人で勝手に集中して遊んでいる生物で、なんならバンドで演奏していてもドラムの事しか考えていないフシがある。
ただ、いい感じにそういう境地に至ったやつはそういう意味で上手い事が多い。
(そして引き抜かれやすいタイプ)
そういう言う事を聞かないドラマーに言う事を聞かせる時にも「てめぇのゴーストはなんの恨みもねーだろ!うるさすぎんだよ!さっさと成仏させとけ!治るまで禁止!!」などと具体的に首輪を付けてやれたりする。
こういうのが積み重なってるから、いざ自分がやろうとすると非常に効率が良い。
ドラクエの転職後のレベルアップの感じはこういう事だよねって感じ。
あとあれ。とても重要なやつ。
「くそー!こういうドラマーがいないかなー!!」「あー!!なんであいつはあそこであれをやっちゃうかなー!!」
と、山ほど思ってきているだけに、目指すべき理想のドラマーのイメージがめちゃくちゃはっきりしている。
これはデカい。
ギタリストとしてこれまでによく言ってきた事。
「三人ぐらい(隅々まで)完コピ出来たら自分の演奏がいつの間にか出来てる」
よし、まずはデニチェンを倒そう。
倒したらジェフ・ポーカロもやっとこう。
この状態の問題点。
目標設定がゲームクリアじゃなく裏ボス低レベルクリアみたいな事になる。
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